平成30年3月16日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。最初に私から1点申し上げますが、2月1日から3月18日までの期間、サイバーセキュリティ月間ということで様々な催しをしておりますけれども、本日、各府省庁対抗のナショナルサイバー駅伝を開催いたします。これは政府全体の取組で、1府12省庁の代表者が参加をいたしまして、競技形式の訓練を行うということでありまして、今年で4回目でございます。詳細につきましては、内閣サイバーセキュリティセンターの方にお尋ねいただければと思います。私からは以上です。

2.質疑応答
(記 者)
 平昌のパラリンピックで日本人選手団のメダル獲得数が7個となりました。選手の活躍に対する評価をお聞かせください。
(大 臣)
 大変すばらしい成果だと思います。前回のソチ大会のメダル獲得を上回ったということで、当初の目標がそこに置かれておりましたので、まずは目標達成、さらに、これからのメダルの獲得の上積みも期待できるのではないかと思っております。私も現地で競技を実際に観戦いたしましたけれども、メダル獲得に至らずとも、やはり皆さんが一生懸命にその競技に取り組んでいる姿、そして最高のパフォーマンスを発揮している姿を見て、オリンピックと同様、またオリンピック以上の感動を受けることができました。こうしたすばらしい活躍というものを見ていただいて、今回は前回のソチ大会と比べますと、日本の放送局も大変力を入れていただいて、放送時間もほぼ2倍と。それから、その放送の内容も、障害者の皆さんに配慮したユニバーサル放送もなされるというようなことで、実際現地に行ける方は限られておりますけれども、ぜひそういうテレビ放送を見て、多くの国民の皆さんに感動を与えていただいて、それがパラリンピックの認知につながり、また障害者スポーツのすばらしさというものの認識につながって、それが結果として2020年東京パラリンピック大会の成功につながっていくように期待しています。
(記 者)
 すみません、直接関係なくて大変申し訳ないんですけども、森友学園の問題を伺いたいんですけれども、昨日、官邸が使う時点で、今回は文書が前の文書も把握していたという報道、長官もそういったことを記者会見で認められていましたけれども、それについての御所感をお願いできれば。
(大 臣)
 そういう報道は、今朝の新聞で初めて知りました。そういうことで、それ以上の情報がないものですから、コメントは控えさせていただきたいと思います。ただ、今回の問題について言えば、やはり行政そのものの信頼性に関わる問題でありますので、今の話は違いますが、基本的なところでしっかり事実関係の解明を進めることが大切だと思います。
(記 者)
 ちょっと五輪と直接関係ないんですけども、大臣の御地元でもある大槌町で被災庁舎の解体費が議会で可決されましたけども、震災以降、残す、残さない、いろんな議論がありましたけども、今回のこの町の判断についてどう思われるか、御所感があったらちょっと教えてください。
(大 臣)
 町民の間でもいろいろ意見が分かれたようでして、実際の議会の投票においても、たしか賛否同数になって、議長が賛成をしたということで、遺構にしないということになったと聞いております。この間、町民の皆さんからの意見を聞いたり、様々な手続を進めてこられましたので、議会がそういう判断を最終的に下したということは尊重したいと、こういうふうに思います。遺構とした上でまちづくりをどうしていくかという議論もある中で、そういうところの中でのぎりぎりの判断だったと、理解しています。

以上