平成30年6月8日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭私から一つ、内閣官房オリパラ事務局では、文化プログラムを通じて2020年東京大会の機運醸成を図るため、2016年度からオリパラ基本方針推進調査を実施をいたしまして、試行プロジェクトを行っております。この調査では、東京大会に向けて国際化や共生社会の実現につながる取組を含む文化イベントを、全国から公募をいたしまして、これを実施いたしております。
 このたび、有識者による審査を経まして10件採択をいたしました。これまでの調査結果を踏まえ、今回新たに文化の情報発信拠点となり得る場所で実施する上限3,000万円の案件を募集し、4件を採択しました。例えば、通常は昼間しか開園していない新宿御苑について夜の時間帯の活用を図る取組、それから被災地の食材やGAP認証食材を活用し日本の食文化を発信するイベントを通じて、風評被害の払拭やGAP認証の普及を図る取組が含まれております。また、従来からの上限1,000万円の枠組みにつきましては、北海道のアイヌ文化、新潟県三条市の庭園文化を発信する案件など、6件を採択いたしました。
 これらの事業の実施を通じて文化におけるレガシーの創出につなげるとともに、東京大会の機運醸成が全国的に図られることを期待いたしております。なお、採択案件は、beyond2020プログラムとして認証することといたしております。
 詳細につきましては、後ほど事務方より説明をいたさせます。
 私からは以上です。
2.質疑応答
(記 者)
 2020年の東京オリンピックのメダル獲得目標について伺いたいのですが、JOCは先日の理事会で、金メダル30個を目標とすることを確認しました。この目標設定について大臣の受け止めをお願いできますでしょうか。
(大 臣)
 メダルの数といいますか、その目標につきましては、平成27年11月に閣議決定いたしましたオリパラ基本方針に基づいて、日本人アスリートが大会において最高のパフォーマンスを発揮し、過去最高の金メダル数を獲得するということがうたわれていると承知をしております。
 過去最高は1964年の東京大会の16個、それともう一つアテネでの16個ですから、30個はその倍近くということでかなり高い目標だとは思いますが、やはり国民の皆さん金メダルをたくさん取ってもらう、日本選手の活躍を期待しているわけですから、一つの目標として頑張っていくということではないかと、そういうふうに思っております。いずれオリパラ基本方針の中にあります過去最高のですね、金メダル数を獲得できるように、政府としても支援をしていきたいと思っています。
(記 者)
 ありがとうございます。
(大 臣)
 どうもありがとうございました。
   
 以上