平成30年6月26日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 最初に中間報告のようなものですが、先々週の15日金曜日に設置をさせていただきました、使用済み小型家電のボックスの設置でありますが、その回収状況、約1週間たちましたが、皆様の御協力によりまして携帯電話が127台、スマートフォン40台、その他小型家電82台、合計で249台を回収したところであります。庁舎内には7月6日金曜日までの2週間、回収ボックスを設置しておりますので、引き続きの御理解、御協力をお願いしたいと思います。また、その後は外務省の方にお願いをしたいということで、今、話を進めているところでございます。
 私からは以上です。
2.質疑応答
(記 者)
 大臣は先日、山形県の村山市を訪問されまして、世界トップレベルのブルガリアの新体操演技「ROSE CAMP」を、視察されたと思うんですが、まず視察の感想はいかがでしょうかということが1点と、こうした「ROSE CAMP」のような取組というのが全国各地で広がるということが、2020年の大会に向けて機運醸成につながると思うんですが、政府として今後どのように取り組んでいくお考えかということと、大臣としては今回と同じような視察というものを今後も引き続きやっていくのかというのを、そこら辺のお考えをお聞かせください。
(大 臣)
 かねてより2020年東京大会成功の鍵は、国民の多くの皆さんが、大会に関わり意識、参加意識を持ってもらうと、こういうことでありまして、様々取組をしておりますが、その一つ、主なものはホストタウンの取組です。ホストタウンをすることによって、そこに住む住民の皆さんが自分たちもオリンピックに関わりを持っているんだと、ホストした国を大会のときには応援しようと、そういうようなことが機運醸成につながっていくんだと、そういうふうに思っております。
 村山市は数あるホストタウンの中でも早く取組を始めて、キャンプも今年で事前キャンプ2回目、2年目でありますし、相当他のホストタウンのお手本になる取組だなと、こういうふうに思っております。実際、日曜日にお伺いいたしまして、市民の皆さん全体でブルガリアの選手団を歓迎しているという感じが、しっかりと伝わってきました。そして24日の公開演技会には市内外から1,800人の方が参加をされ、体育館が満席であったという盛況ぶりでありました。
 演技会の内容も世界の正にトップレベルの選手の演技で大変感動いたしましたし、プログラムの最後には、地元の中学校にも新体操のクラブがあるそうでありますが、そのクラブの選手たちと息の合ったパフォーマンスも見せてもらいました。子供たちの大変いい経験、思い出をつくっているんだと、そういうふうに思いました。
 そしてすばらしいなと思いましたのは、ボランティアの方がこうした公開演技の運営に当たって、積極的に中心的に頑張っておられました。そしてボランティアの皆さんを中心にファンクラブというものを結成されて、今や300人の会員が集まってるということであります。 それから当日ブルガリアの大使もおいでになったんですが、参加した選手がいろいろ市内でサクランボ狩りとか日本の文化に触れていただくとかいろいろやるんですが、そうしたものをSNSで発信をしていると、ブルガリアの国内でも村山市という名前は大分知れ渡ってるというような話を聞きました。これも2020年が、草の根の文化交流、そういうものにもつながっていくんじゃないかと、そういうことで村山市の取組というものは大変効果を上げて、既に発揮しているんだと、こういうふうに思っておりまして、こうした取組を是非、他のホストタウンでも参考にしていただきたいと思っております。
 そして25日は私、出れませんでしたけれども、その村山市が主催をして、ホストタウンシンポジウムというのを開いてくださいました。全国のホストタウンの多くが参加をされまして、こうした取組を参考にしながら、もちろんそれぞれの市長さん独自の取組をするわけですけれども、参考にする一つの有意義な機会になったと思っております。
私どもとしましても今年2月にホストタウンサミットを開催いたしましたし、今月、総理官邸でホストタウン首長会議を立ち上げました。こういう機会を捉まえてこうしたホストタウンの取組の進捗を、先進事例を、参考になる事例を、大いに横展開をしていきたいと思っております。
 今後も今回のような実践の現場に伺う機会を設けたいと思っておりますが、今、事務方でもいろいろ調整中でありますけれども、私もこれからも地方に出向いて、こうしたホストタウンの充実、活動の充実に資するような取組をしていきたいと思っています。
(記 者)
 ありがとうございます。
(記 者)
 関連してなんですけども、村山市でホストタウンの取組が盛り上がっている、いたということでしたが、先日の首長会議の方でも村山市さんの方からはまとまった席が、住民の方が応援したいときも確保できるか不安だという声も上がっていました。検討していくということでしたけれども、実際御覧になってチケット確保などの必要性については、どのようにお感じになりますでしょうか。
(大 臣)
 この間の首長会議のときに市長さんから、その発言がありました。今、正に組織委員会の方で様々な販売の仕方を今、最終調整をしているという中で、組織委員会も発言はしっかり受け止めていただいたと、こういうふうに思っております。
 そういう中で、一つはチケット収入を最大化するということとですね、例えば学生とか小学校・中学校、高校生も含めて、そういう方々にも見てもらうための安い価格帯のチケットも、販売するというような構想も聞いております。
 そういう中で、是非、ホストタウンに取り組んでいる市町村においても、実際に会場に足を運んで応援ができるような、そういうアクセスが確保されるといいなと思っております。
 どうもありがとうございました。
 
 以上