平成30年10月30日

閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 冒頭1件、私のほうからお知らせいたします。
 会計検査院の検査報告の対応についてでありますが、先般、会計検査院から大会に向けた取組状況等に関する検査の報告書が国会に提出されました。このため、私から事務局に対し、報告書の分析を行うとともに、今後の対応を検討するよう指示したところであります。
 今般、調査結果と対応方針が整理できましたので、公表することといたします。資料の詳細は、この後、事務局から説明させます。
 ポイントは次のとおりでございます。
 一つ、大会の準備、運営に特に資する事業、2番目に、本来の行政目的のために実施しており、大会にも資するが、大会に直接資する金額の算出が困難な事業、3番目に、本来の行政目的のために実施しており、大会との関連性が比較的低い事業の三つに整理をいたしました。また、金額の大きな事業については、事業の概要とその整理を公表することといたしました。
 次に、様々な補助金等を活用しており、予算の段階で全体像を把握することは難しいが、支出の段階で把握が可能となる大会施設の整備改修等に関する国庫補助金等について、今般新たに集計を行い、公表することにいたしました。
 最後に、透明性を確保し、国民の理解を得る観点から、今後の対応といたしまして、従来のオリパラ関係に更に加え、支出段階でも集計、公表していくことといたします。
 こうした取組を通じ、国民の皆様の理解が得られるよう、より丁寧な説明に努めてまいります。
 私は以上でございます。
 

2.質疑応答
(記 者)
 今回、会計検査院からの8,011億という指摘に対して、どこまでを関連経費とするか、線引きが難しい部分もあったかと思うんですが、今回の調査でそこは明確に、全体像を示せたというふうにお考えでしょうか。
(大 臣)
 そう考えております。
(記 者)
 もう一点、マラソンの開始時間を昨日、日本医師会が1時間半早めて5時半にスタートさせるようにという、組織委員会に提言をされましたが、これについて大臣の受け止め、一言お願いいたします。
(大 臣)
 現段階で報道については承知しておりますが、いずれにいたしましても、今回の提言を受けて、組織委員会における検討、判断を踏まえ、その上で連携して対応を図ってまいりたいと思います。
 
 以上