平成30年12月4日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭、1件お知らせさせていただきます。
 本日17時から、ユニバーサルデザイン2020関係閣僚会議を開催いたします。今回は、国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長や、障害者団体の皆様に御出席いただき、大会の成功やレガシーとしての共生社会の実現に向けた取組について、御説明する予定であります。
 特に、障害者の視点を施策に反映させるため、障害者団体や学識経験者の皆様で構成されるユニバーサルデザイン2020評価会議の設置について、閣僚会議において決定したいと考えております。
 本日の閣僚会議での出席者の皆様からの御意見を踏まえながら、東京大会の成功と共生社会の実現に向けて取組を加速してまいります。
 私からは以上でございます。
 

2.質疑応答
(記 者)
 東京大会で懸念されている暑さ対策についてお伺いします。IOCの理事会で、マラソンのほかラグビーや自転車などの開始時間の変更の必要性について報告がありました。3日から始まっているIOCの調整会議で結論を出すべく議論を急いでいるとの報道もありますが、大臣としての受け止めと、議論に期待する点をお願いします。
(大 臣)
 12月1日に開催されたIOC理事会において、東京大会における暑さ対策の観点から、幾つかの競技について開始時間を午前より早い時間や、午後の遅い時間にするといった変更を検討することになったと承知しております。
 競技時間につきましては、組織委員会とIOCが専門家の意見を聞きながらこれまで調整してきており、現在開催されているIOC調整委員会において、関係の国際競技団体などの意見も集約して協議すると聞いております。
 政府としては、引き続き組織委員会における調整の状況を注視してまいりたいと思っております。以上でございます。
(記 者)
 今の質問に関連してなんですけれども、特にマラソン競技に関して、組織委員会、午前6時を軸にIOC側と最終調整していくということなのですけれども、大臣のところにも医師会の方が来られて、午前5時半ということで要請があったと思うのですが、この午前6時という、まだ現在調整中の方針ではありますけれども、どのように受け止めていらっしゃるか、お聞かせください。
(大 臣)
 地元の医師会の皆様も陳情という形で御意見を発言する機会があって聞いてまいりましたが、最終的にIOCと組織委員会の皆様がこれから相談することだと思っておりますので、その推移を注視したいというふうに考えております。
 
 以上