令和元年10月11日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。私から2件、お知らせをさせていただきます。まず、1件目ですが、この週末に大型で猛烈な台風19号が暴風域を伴ってかなり接近する見込みとなっております。災害が発生した際には、例えば衛生用品などの生活必需品や授乳、着替えのためのスペース、女性と男性ではニーズが異なっていますので、それぞれに配慮した取組が大変重要です。このため、お手元に配布をさせていただきましたけれども、台風接近に先立ち、昨日自治体に対して、改めて必要な対応に関する指針の活用について周知をさせていただきました。自治体におかれては、女性や子供にとって安全安心な環境づくりをお願いしたいと思っています。もう一つは、本日、共生社会ホストタウン17件を登録しました。これによって合計件数37件となりまして、自治体としては、北海道の釧路、滝川、そして南は宮崎県の宮崎市まで、幅広い地域で登録をすることができました。あわせて、先導的共生社会ホストタウンも3件新たに認定いたしまして、これによって合計12件となりました。新たに認定したのは東京都の世田谷区と江戸川区と、そして兵庫県神戸市です。今後も共生社会ホストタウンを更に推進して、東京大会のレガシーとしての共生社会が全国各地で定着するように、しっかりと力を尽くしてまいりたいと思います。以上です。

2.質疑応答
(記 者)
 大臣おっしゃられていましたが、台風19号が接近していて、ラグビーワールドカップも一部の試合が中止になったりという処置がとられています。来年の東京大会のときに、また同規模の台風などが襲来する可能性なんかもあるとは思うんですけれども、競技の延期、中止、そういった意思決定というのは、どのように行われる予定になっているんでしょうか。
(大 臣)
 今回のラグビーワールドカップについては、組織委員会が早い段階で台風による、試合はもちろんですけれども、観客の皆さんですとか、そういったことを配慮して中止と決定したと承知しています。今回も夏場からテストイベントをずっとやってきていました。そこで万が一大型台風がこの場に来たときにはどうするんだろうかということもシミュレーションしながらやってきています。今後自然との共生というのがスポーツには求められますから、それでもやはり安心安全に大会運営ができない場合というのは、どのようにしていくべきなのかということは、これは組織委員会としっかりと連携をしながら迅速な対応をするために、今後しっかりと取り組んでいく。どのような状況になってもしっかりとした対応ができるような形を持っていくというのが責務だと思っています。
(記 者)
 靖国神社の秋の例大祭に参拝される御予定があるかを伺いたいんですが。
(大 臣)
 今回は参拝する予定はありません。
(記 者)
 真榊(まさかき)の奉納の予定はいかがでしょうか。
(大 臣)
 予定はないです。靖国には私のおじが眠っておりまして、そういった尊崇の念というのは大変強く持っておりますけれども、今回、参拝する予定はないです。
        
 以上