令和元年12月20日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。私から2件、お知らせがあります。まずは、昨日、総理大臣官邸におきまして、女性が輝く先進企業表彰の表彰式を実施いたしました。内閣総理大臣表彰が1社、内閣府特命担当大臣表彰6社、計7社を表彰いたしました。表彰式の終了後には受賞社との意見交換を行い、女性活躍の成果を挙げていく過程で各社が経験したことなどを直接伺いました。各社の好事例を広く社会全体に共有し、各企業等における女性活躍を更に後押しをしていきます。続いて、2件目です。本日開催された持続可能な開発目標(SDGs)推進本部において、「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針改定版」が決定されました。国連で2015年に採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では、男女共同参画・女性活躍が「全ての目標とターゲットにおける進展において、死活的に重要な貢献をするもの」とされております。本日決定された実施指針改定版においても、分野横断的な価値として、あらゆる取組において常にジェンダーの視点を確保し、施策に反映することが必要としております。私からは、閣僚の皆様方にこの点を踏まえ、意識して取り組んでいただきたいとお願いを致しました。現在、検討を行っている「第5次男女共同参画基本計画」においても、SDGsの達成を意識しながら議論を進めてまいりたいと思っております。私からは以上です。お願いします。

2.質疑応答
(記 者)
 マラソンについてなんですけども、札幌での開催が決まって2か月ぐらいですかね、経過をしてコースが昨日決まりました。大臣の受け止めをお伺いいただけますか。
(大 臣)
 約2か月間が掛かったということですけれども、ここまでこの時間が掛かったと思いますけれども、大変な議論を重ねて視察もしていただいて、あらゆる視点からの意見を聞きながら、相当御苦労されて決定に至ったと思っております。本当に改めて、こういった問題に取り組んでくださった皆さんに私からも改めて感謝をしたいと思っております。これで決定を致しましたので、まずはアスリートも関係者の皆さんも、そのコースが決まったということにおいて、新たな気持ちで来年に向かっていけるんではないかなと思っております。これから、それぞれの視点から、今もう北海道、雪ですので、直接試走をするというようなことはならないと思いますけれども、どの部分において、どういう多少の高度ですとかあると思いますので、高低差も多少はあると思いますので、そういったことも踏まえながら、戦略を練っていくのかなと思っております。また、札幌の町並み、名勝も各地を通るような状況でもありますので、そういったところもメディアの皆さん、あるいは世界にそういったところからすばらしい町並み等、北海道の魅力、札幌の魅力を発信していただけるようなコース設定にもなったんだろうと思います。全力で成功に向けてサポートをしていきたいと思っています。
(記 者)
 来年いよいよ大会本番を迎えると思うんですけれども、課題について以前から大臣は、暑さ、それに輸送問題、感染症対策と最後にサイバーセキュリティーを挙げていらっしゃいましたが、来年の大会に向けて政府としてどのような対策をしていかれたいと思っていらっしゃいますか。
(大 臣)
 いよいよもう7か月ということになりましたので、オリンピックの方の開会式までにはですね。全体的に更に幅広く、そしてまた奥深く、あらゆることを想定しながら準備に取り組んでいく仕上げのときだと感じています。夏から、テストイベントもそうですけれども、暑さ対策、あるいは交通規制等も含めて、働き方改革の一環でもあると思いますけれども、テレワークですとか、あらゆる企業にいろんなことをお願いしてきたわけですけれども、特に大きな大会といいますと、ラグビーのワールドカップがありました。そういったところでのサイバーテロの問題ですとか、いろいろなことを精査して、そして、その課題をしっかりとまた解決に向けて、どのように見出していくことができるかということも含めて、総点検をして来年を迎えなければいけないなと感じているところです。
                            
 以上