令和2年2月10日


閣議後定例記者会見


質疑応答
(記 者)
 1点お伺いしたいんですが、オリンピック・パラリンピックまであと少しというところで、徐々に代表選手も各競技で決まってきています。その中、先週金曜日に大臣も出られた感染症対策の会議で、そうした感染症に関することで、その競技団体との受付窓口を新たに設けると公表されました。その窓口なんですが、いつ設けるのか。そして、その窓口にはどういう機能があるものなのか。その窓口を設けることによって、どういうことが見込まれるのか。具体的な部分を教えていただけますでしょうか。
(大 臣)
 先週7日にワーキンググループを開催させていただいた中で、私が話をした件ですけれども、私自身も現場といいますか、選手団の側に立って、何回か団長としてオリンピック経験しました。7日にもお話しさせていただいたんですけれども、やはり正確な情報、あらゆる国ですとか、それぞれの競技団体ですとか、機関ですとか、そういうようなところが連携をしながら正しい情報を共有して、そしてさらには何かがあったときに、いわゆるプッシュ型で情報を提供していくという、この政府とそして競技団体等が一つになって物事を進めていくということが、いかに重要であるかということを、私自身も大変悩んだこともあり、実感したものですから、ここはやはり政府としてしっかりとその経験も踏まえて、現場が安心と安全の中で、そしてやるべき道筋をしっかりと早い段階で決めていけるようにということで設置をさせていただいたということです。 競技の合宿ですとか、あるいはテストイベントということも含めて、これから更に目白押しになっていきますので、そのときに、今の状況をしっかりとキャッチすることによって、その先の予定がはっきりと組めるような形にしていきたいということで、窓口を設置をさせていただきました。週末を挟みましたけれども、関係者にはしっかりとしたそういった状況を連携をしながら急がせておりますので、今週には前回お話ししたように、各競技団体の説明会も日程の調整がうまくできそうな状況に今週中になりますので、そのときにはでき次第速やかに御連絡をさせていただきたいと思っています。
(記 者)
 相談窓口に関連してなんですが、今後、ほかの国、ほかのNOCに対しての情報発信として、恐らく日本以上に日本国内の状況というのが、外国の選手からも分からないと思うんですけれども、各国に向けての情報発信として、こういうものが必要ではないかというふうな大臣のお考えがあればお願いします。
(大 臣)
 各府省と連携をとりながらですけれども、特にその点については外務省が中心となってしっかりとやっていただけると思っております。日本の状況がどうなっているのかということは、今まさに各国がその情報を、正確な情報というもの、そして東京大会に向けてどういう競技開催地、そういったことも含めてどのようになっているかということは、非常に情報として取りたいと思っておりますので、そういった点も含めて、各国に日本の状況、安心、安全性というものも含めて、窓口といいますか、他国に発信をしていくということは重要であると思います。
(記 者)
 今の質問に関連して、他国への情報発信重要ということで、新たに窓口を設置されるおつもりなのか、具体的な対策としてはどのようなことをお考えですか。
(大 臣)
 関係省庁等も含めて、今まさにその部分についても早急にどのような状況をとっていくかということをやっているところです。 窓口ということに関してなので、例えば今後、これも早急に今急がせておりますけれども、開催を受け入れていただいている都市がありますね。被災地もそうですけれども、札幌ですとかいろいろな今回の東京大会の開催都市、そしてホストタウンもそれぞれ様々なホストタウンを受け入れていただいているところもありますので、そういったところにも同じようにどういう形で窓口を連携していくかということ、これを明確にできるように、今準備しているところです。
                            
 以上