令和2年6月19日


閣議後定例記者会見


質疑応答
(記者)
 2点お伺いします。来年の祝日を移動させる特措法の改正案ですが、今回は成立しないまま、おととい通常国会が閉会しました。継続審議となってはいますが、今後の見通し、大臣の御所感をお願いいたします。
(大臣)
 本国会では継続審議になりましたけれども、来年の大会の成功に向けた我が国の確固たる姿勢を国際社会に対して示していくためにも、一日も早く、早期の審議、成立を目指していきたいと思います。引き続き国会審議の状況を踏まえながら、政府としては、審議、成立に向けて努力をしていきたいと思っております。
(記者)
 もう一点、きのう東京都知事選が告示されました。今回、オリンピックの延期や中止を訴える候補者も出ていて、一つの争点となっています。今回選ばれた都知事で来年の大会を迎えるわけですが、都知事選についての大臣の御所感をお願いいたします。
(大臣)
 地方自治体の選挙ですので、政府としてのコメントとしては差し控えさせていただきたいと思います。
(記者)
 きょうから県境をまたいだ移動が大丈夫になって、アスリートの活動もさらに再開の兆しが見られていると思います。プロ野球の開幕もありました。現状について大臣の見解を教えてください。
(大臣)
 選手たちがそれぞれ努力をしてトレーニング等を重ねていただいておりまして、ナショナルトレーニングセンターも再開をされておりますけれども、今後、合宿ですとかそれぞれの地域の大会を見据えて、それぞれの競技団体が、JOCを中心といたしましてガイドラインの作成をされておりますので、何よりも、まずしっかりとコロナ感染症対策を講じていただいて、選手が目標に向かって今までの努力を発揮する場所をつくっていく、環境を整えていくというのが大事だと思います。プロ野球も開幕をして、これからスポーツが持っている力というものが、コロナ対策で苦しんでいる、苦労されている方の一つの心のよりどころとなれるようなものにしていきたいと思っております。
(記者)
 今の関連で、きょうからプロスポーツも開幕して、少しずつスポーツの機運が戻ってくることを期待するんですけども、もう一度スポーツの機運を盛り上げるために、国としてどういったことができるとお考えかお聞きします。
(大臣)
 やはりスポーツをしたい方、そして見ることによって機運を高めていくといいますか、自分自身の1つの大きな、余暇ですとか趣味ですとか、そういったものにつなげていく方々というのがやっぱりたくさんいると思います。コロナでスポーツが自粛をされていく中で、スポーツに親しみたい、見たいという方がたくさんいらっしゃったということは、スポーツをやっている側の人間にとっても非常に大きな力になったんだろうと思っています。  東京大会を世界がコロナ感染症に打ち勝った証としての大会にしたいという大きな願いが掲げられておりますので、やはりスポーツを見る楽しさ、夢と希望ですとか、それと同時にスポーツによって健康的な体になっていくということ、今一度、スポーツや運動というものが、より生活の一部であって、より人々の健康にどれだけの力を有しているかということに気づいていただいた機会でもあると思います。  国の掲げる健康寿命延伸も含めて、スポーツの力というものが、より社会生活の中に密着しているものであるということをわかっていただく機会に捉えることができればと考えます。
(記者)
 別件ですが、昨日、河井夫妻が公選法違反で逮捕されましたけれども、大臣の受けとめがあれば、お願いいたします。
(大臣)
 そこは、政府としてのコメントは差し控えたいと思いますけれども、やはり御本人が政治家としてしっかりと説明責任を果たしていくことだと私は思います。
                
 以上