令和2年8月4日


閣議後定例記者会見


質疑応答

(記者)
昨日パラリンピックの競技日程が決まって、オリンピック・パラリンピックともに大会を目指すアスリートが目標を定めることができる一方で、やはりコロナの状況があって練習に身が入らないというアスリートもいると伺いました。改めて大会を目指すアスリートへの今の大臣の思いをお聞かせください。
(大臣)
昨日、組織委員会よりパラリンピックの競技スケジュールが発表されました。日程が正式に決定したということで、選手がより現実的に開催をイメージしながらトレーニングに励むことができるようになったのではないかなと思います。また、今お話しのように、一方で、決まっても、なかなかモチベーションが上がらないというようなアスリートもいるということも承知をしておりますけれども、パラリンピックの成功なくしてこの大会の成功はないという認識の下で準備を進めていっておりますので、世界のアスリートが万全のコンディションでプレーができて、観客の皆さんにも安心・安全な大会をできるように、引き続きIPC、組織委員会、東京都等と緊密な連携の下に、成功に向けて準備に取り組んでいきたいと思っております。
(記者)
一部で、イギリスのチケットホルダーがチケットの払い戻しに関して四苦八苦しているという報道がありました。海外で楽しみにしている人にとっては、大会の情報になかなかアクセスできていないということが懸念されますが、政府として、オリンピックの情報について各国と連携して共有していく予定はありますでしょうか。
(大臣)
このチケットについては、国内での販売は御存じのとおり大会組織委員会が担っているわけですけれども、海外での販売については各国のオリンピック委員会から公認された公式チケット販売事業者が各国の法令等に従って販売を行っております。英国では英国のATRが適切な対応を行うものと考えております。
 日本国内での購入済みチケットについては、大会組織委員会が、基本的に購入済みチケットは有効であるということと、そして希望者には払い戻しを行うという方針が示されております。具体的な払い戻し手続については、この秋以降予定しているということであります。
やはりしっかりとIOC、IPC、大会組織委員会を中心に、この延期された東京大会のあり方について検討を進めていくことになりますけれども、チケットの取扱いについてもやはり不安のないようにしっかりと適切な対応をしていくということだと思います。今、ホームページ上でもしっかりとその内容というのは提示されているんですけれども、今後は、やはりより丁寧な説明というものも必要になってくるのではないかと、そういったことがこれから行われていくものと承知をしております。

 
                
 以上