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小泉内閣メールマガジン

「らいおんはーと〜小泉総理のメッセージ」


[2004/08/05]第151号

● 改革の本丸「郵政民営化」

 小泉純一郎です。

 新潟、福島、福井で豪雨災害の復旧作業が行われている矢先、四国でも台
風による大雨の被害がありました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りする
とともに、今なお、避難生活を続けられ、復旧作業に汗を流されている方々
に、心からお見舞い申し上げます。

 各地の消防団や消防・警察の広域援助隊、自衛隊などが救助救援や応急復
旧に全力を挙げていますが、政府は引き続き被災者への支援、被災地の復旧
にできる限りの対策を講じてまいります。

 今週から、小泉改革の本丸である郵政三事業民営化の具体案を作るために、
経済財政諮問会議で集中審議をしています。
 
 全国どこにでも配達される郵便、郵便貯金、簡易保険、そして全国どこに
行っても身近にある郵便局など、郵政三事業は便利な、なくてはならないサ
ービスだと思います。

 いま、この郵政三事業には28万人の常勤の公務員と12万人の非常勤の
公務員が従事していますが、郵便、郵貯、簡保の事業は本当に公務員でなけ
ればできない仕事なのでしょうか?

 現に、貯金は銀行で、簡易保険は保険会社が同じようなサービスを提供し
ていますし、宅配便ができて、郵便と同様の事業をすでに民間企業が提供し
ています。

 民間企業は競争があるのでいつも新製品や新サービスを開発します。冷蔵
品の宅配や時間指定の宅配は、民間企業が先に始めて、あとから郵便が追い
かけて始めたんです。

 「民間にできることは民間に」という小泉内閣で進めている「官から民へ」
の改革の本丸とも言えるのが郵政三事業の民営化なのです。

 民営化するからといって、郵便局を廃止せよといっているのではありませ
んし、ましてや郵便事業を廃止しようというものでもありません。

 東京駅の駅前にも、大阪駅の駅前にも、名古屋駅の駅前にも、一等地に中
央郵便局がありますね。いまは一等地にあっても郵便事業にしか使えません
が、民営化すればもっといろいろな用途に使うことができるようになります。

 国鉄が民営化されて鉄道事業がなくなったでしょうか?電電公社が民営化
されて電話がなくなったでしょうか?むしろサービスはよくなったと思いま
す。郵政三事業を民営化したからといって三事業がなくなる心配などありま
せん。

 郵便貯金、簡易保険で積み立てられたお金の総額は350兆円にのぼりま
す。以前は、この資金を財政投融資の仕組みを使って、道路公団や住宅金融
公庫などの特殊法人の事業などに使ってきました。

 小泉内閣になって、特殊法人改革を徹底的に進めて、ほとんどの特殊法人
を廃止したり、民営化したり、統合して独立行政法人に改編してきました。
特殊法人改革は、財政投融資資金のお金の使い道の部分の改革ですが、郵政
民営化は、このお金の流れの元の部分からの改革なんです。

 昨年4月、郵政事業を公社化しました。民間出身の生田総裁のもとで、早
速、全国どこでも500円で配達する「ワンコイン小包」を始めたり、制服
の発注コストを半分以下にしたり、サービスもよくなったという声を耳にし
ます。

 金融、保険、物流、そして郵便局のネットワークがあるわけですから、民
営化すれば、もっとよいサービスが出てくると思います。郵便局は、法人税
などの税金を払っていませんが、民営化して、利益をあげれば、当然税金を
納めることになります。

 「官から民へ」の改革、皆さん賛成だと思います。ところが改革の具体論
になると反対がでてくる。特に郵政民営化は、今まで与党も野党も、皆反対
でした。自民党も野党も、特定郵便局長や郵政職員の支援が大事だったから
です。

 この反対にもかかわらず、改革を進めようとしているのが郵政民営化です。
民営化の方針はもう決まっています。総論ではなくて各論の段階に入ってい
るのです。

 経済財政諮問会議では、月曜日は夕方六時過ぎから二時間、あさっても広
島から帰ってきてから夕方官邸で三時間、精力的に議論してもらいますが、
出席委員の間で意見が分かれる点もたくさんあって、激しいやりとりになる
こともしばしばです。民営化によって国民へのサービスが低下しないように、
28万人いる職員の待遇にも配慮し、知恵を出しあってもらって、いい具体
案を作りたいと思っています。

 そして、来年の通常国会に民営化法案を提出し、平成19年4月から民営
化を実現します。

 8月に入って、官邸のまわりでもセミの声が聴こえるようになりました。
残念ながら新官邸は窓が開かないので執務室から聴くことはできませんが、
旧官邸では、この時期、時々執務室の窓をあけてセミの声を聴いたものでし
た。

 執務室の窓からは、工事中の公邸と庭の造園工事の様子が見えますが、
「あんなに庭を掘り返して土の中にいるセミの幼虫は大丈夫かな?」などと
心配しながら、来年の夏には、公邸の窓からまたセミの声を聴くことができ
るのではないかと今から楽しみにしています。

 今週から夏の甲子園大会が、来週からはアテネオリンピックが始まります。
選手諸君の活躍を期待しています。

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