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小泉内閣メールマガジン

[シリーズ郵政民営化]


[2004/11/11]第163号

● そんなに官のままが良いのはなぜ???(郵政民営化に関する有識者会
 議メンバー、マッキンゼー・プリンシパル 宇田左近)

 4月に有識者会議のメンバーになって以来、「民営化の意義」についてよ
く尋ねられます。そのたびに「なぜ官のままがよいのですか」と問い返すこ
とにしています。返ってくるのは「民になると過疎地の郵便の集配がなくな
る」、「公社のままでも新規事業はできる」、「分割するとコストがかかる」
といった意見。

 ちょっと待ってください。

 どこの国でも過疎地の集配は民営化後もちゃんと維持されています。電力
会社は民間企業として全国一律サービスを維持しています。外からはよく見
えないけれど実は年間1兆円以上の官の特典を得ている公社がそのまま新規
事業を拡大すれば民業圧迫になります。また公社自身も各事業ごとのコスト
構造がよくわからない現状では分割コストも分割メリットもわからないはず
です。

 かように「官のままがよい」と言う理由ははっきりしません。

 民営化には二つの明確な意義があります。

 一つ目は民間経営の知恵と規律をいれることで企業体としての効率化と成
長を実現すること。これによって官の特典を維持するための世帯当たり年間
2万円超もの見えない負担もなくなります。

 二つ目は国民の350兆円のお金が郵貯、簡保で集められて将来戻るかど
うかわからない官のインフラ事業に投入され続けている流れを変えること。
運用する人とお金を集める人が別々でしかも誰も責任をとらない現実。そこ
に民間の規律を導入して無責任体制を是正しなければいつまでも垂れ流しは
続きます。

 官のなかで完結するお金の流れが変われば民間ももっともっと元気がでる
はずです。これは「日本の民営化」といっても過言ではない大きな意義でし
ょう。

 このように民営化の意義は明確、現状維持の意義は不明確。なのにどうし
てそこまで民営化に反対する人たちが存在するのでしょう?よほど現状が棲
みやすいということなのでしょうか。

 大事なのは将来の健全な国民生活です。次世代に問題を先送りしないため
に、事実に基づき客観性を持った議論がなされるように尽力する所存です。
皆様にも引き続き興味と関心を持って議論にご参加いただければと願ってい
ます。

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