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小泉内閣メールマガジン

「らいおんはーと〜小泉総理のメッセージ」


[2005/05/12]第187号

● 戦後60年

 小泉純一郎です。

 出張中のモスクワで9日の夜、日本時間では10日の未明、日本人がイラ
クの武装勢力により襲撃され行方不明になっているとの情報が入り、直ちに
事実関係を十分に把握して対処するように指示しました。

 斎藤さんの安否については、引き続き全力をあげて情報収集に努め、必要
な対策を講じてまいります。

 イラク人自身が自らの政府を作ろうと努力しているときに、それを妨害し
ようとして武装勢力がテロ攻撃に走るという厳しい状況にありますが、こう
した妨害に負けることなく、イラクに民主国家を作ろうというイラク人の努
力に国際社会が協力していかなければならないと思います。

 日本の自衛隊は、サマーワで、市民からの歓迎と信頼を得て人道支援、復
興支援活動を続けています。これは大変貴重な仕事です。厳しい環境のもと
で汗を流している自衛隊員の諸君に、心から敬意を表します。

 この連休中は、インド、パキスタン、ルクセンブルク、オランダを訪問し
ました。

 インドとパキスタンには、総理大臣として訪問するのは初めてでしたが、
どちらも大変親日的な国です。ニューデリーでは、日本語も学んでいるとい
う市内の中学校を視察しましたが、日本人の先生は一人もいないというのに、
生徒たちの日本語はとても上手で、インドと日本の歌や踊りで歓迎してくれ
ました。

 パキスタンのイスラマバードの空港では、大勢の人が沿道に集まって歓迎
してくれましたが、馬が足に鈴をつけて踊りながら歓迎してくれたのには驚
きました。

 インドではカラーム大統領、シン首相と、パキスタンではムシャラフ大統
領、アジズ首相とお会いし、アジア地域の平和と発展、日本とインド、パキ
スタンとの友好関係の一層の増進、そして国連改革などについて協力してい
くことに関して、話し合うことができました。

 インドもパキスタンもこれから大きく発展する潜在力、可能性のある国で
す。両国との友好の絆をさらに強め、両国の発展に日本もできる限り協力し
ていきたいと思います。

 ルクセンブルクは、ドイツとフランス、ベルギーに挟まれた小さな国です
が、一人あたりの国内総生産(GDP)は世界一(約5万ドル)という緑あ
ふれる豊かな国。断崖に囲まれた城塞都市国家が国の始まりだそうです。日
本の総理大臣がルクセンブルクを訪問するのは今回が初めてだそうです。

 ルクセンブルクでは、アンリ大公との夕食会、ユンカー首相との会談のほ
か、今年前半はルクセンブルクがEUの議長国ですので、バローゾEU委員
長も含めて、日本とEUの定期協議を開きました。

 その日の午後にはオランダに飛んで、江戸時代に日本に滞在したシーボル
トがすんでいた記念館でバルケネンデ首相と会談し、ハウステンボス(森の
中の家)という名の王宮でベアトリクス女王に謁見しました。

 いずれも短い滞在でしたが、実り多い訪問をすることができました。

 今週前半は、モスクワで開催された第二次世界大戦終了60周年記念式典
に出席しました。5月8日、9日を「追悼と和解の時」とするという国連総
会決議を受けて開催された式典で、私も世界各国のリーダーたちとともに、
戦争の犠牲者を悼み世界平和を祈りました。

 また、会議の合間をぬって、ロシアに抑留されている間になくなった日本
人が埋葬されている市内の墓地にお参りしました。

 戦後60年、この間日本は平和国家として発展するとの決意のもとで、経
済大国になっても決して軍事大国にはならず、いかなる問題も、武力によら
ず平和的に解決する国であり続けてきました。平和への日本の思いは、この
行動によって明確に示されてきたと思います。

 戦後の日本の発展は、国民一人ひとりの努力はもちろんのこと、国際社会
からの暖かい支援があったからであることを忘れてはなりません。日本は、
世界の国々の信頼を大切にし、友好関係を築きながら、日米同盟と国際協調
を外交の基本として、国際社会の一員としての責任を果たしていきたいと思
います。

 先月末のインドネシアでのアジア・アフリカ首脳会議に始まる今回の一連
の海外出張で得られたのは、会議や式典の成果だけではありません。暖かく
迎えてくれた各国のもてなしや、忙しい会談や行事の間に見ることができた
美しい風景、訪問先々で出会った人たちの笑顔は、国際社会と連携しながら
平和を守っていく新たな決意と力を与えてくれたように思います。

 連休が終わり、国会では、早速熱のこもった審議が再開されました。郵政
民営化法案も提出されました。一日も早く審議が始まることを望みます。

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