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小泉内閣メールマガジン

「らいおんはーと〜小泉総理のメッセージ」


[2005/08/04]第199号

● 「打ち水」で涼しく

 小泉純一郎です。

 8月に入って、セミの声が聞こえるようになりました。官邸の庭からセミ
の声が聞こえるので、探してみると、木の根元にセミの幼虫が土からでてき
たあとの小さい穴がある。そのまわりを注意深く探すと、ありました、葉っ
ぱのうらにセミのぬけがらが。新官邸建設のために庭中を掘り返したのに、
よくセミの幼虫が生きていたものだと感心します。

 公邸のベランダに巣作りをしていたオナガも、4羽のヒナが先日無事に巣
立ちました。都心にいながら、暑い夏を生き抜いている動物や虫たちをみる
と、元気づけられます。

 連日、朝早くからつよい日差しが照りつけていますが、これに拍車をかけ
ているのが、「ヒートアイランド現象」。

 「ヒートアイランド現象」というのは、都市部の気温が周辺地域より高く
なること。都市化によって緑が減り、アスファルトの舗装道路やコンクリー
トの建物が増える、そしてビルのエアコンや自動車から排出される熱、こう
いうものがその原因と言われています。実際にはかってみると、真夏の道路
の表面温度は、60度を超えるそうです。

 昔はよく夏になると路地に水をまいたものでした。「打ち水」をすると涼
しくなる、昔の人の知恵はたいしたものです。

 その知恵をつかって、「打ち水」で都会の気温を下げようという実験が行
われるというので、先日見てきました。場所は、国会議事堂の前の道路。地
下鉄のわき水を道にまく。

 以前、東京周辺は、工場が地下水をくみ上げ過ぎて地盤沈下するというの
で、地下水の取水制限をしてきました。ところが最近は地下水位があがって
きた。地下鉄などでは地下水がたくさんわいて困る。これをいままでは川に
流したり、お金を払って下水道に捨てていた。

 「これはもったいない」というので、地下鉄のわき水を道路にまいて「打
ち水」にしようというのがこの実験。ただ水をまいて流れてしまっては効果
が少ないので、道路は保水効果のある特別な舗装にする。水まきの動力は太
陽光発電の電力を使う。

 こうすると、普通の道路の表面温度より10度ほど温度が下がるそうです。
大いに期待したいものです。

 この日は、虎ノ門の交差点にある共同溝の立坑(たてこう)も視察しまし
た。地中の巨大なトンネルで、私たちの生活に欠かせない電気、ガス、水道、
電話などライフラインの収納スペースです。共同溝にすれば、地震に強く、
中を通るライフラインの管理も簡単。道路を何度も掘り起こさなくてすみま
すし、電柱がいらなくなって街の景観もよくなる。

 地下40メートルまで作業用のエレベーターで降りてみましたが、都会の
真ん中にこんな大きな地下空間があるとは驚きでした。

 もうひとつ驚いたのは、トンネルの中では女性は作業できないということ。
聞いてみると、これは「女性の坑内労働の禁止」ということで法律で決めら
れているとのこと。スペースシャトルの船長を女性がつとめる時代に、まだ
こういう制限があるとはびっくりしました。希望すれば女性も働くことがで
きるように、さっそく法律の改正を検討するよう指示しました。

 今週は、いよいよ郵政民営化法案の審議が大詰めを迎えています。この法
案は、現在約38万人の公務員によって行われている郵便、貯金、簡易保険
の三事業を民間人に経営してもらう法案。

 火曜日の国会審議でも、「過疎地や離島の郵便局はなくならないように十
分に配慮した案になっていること」「民営化が実現すれば、郵便局では三事
業に限ることなく、民間ならではの知恵と工夫で、住民にとって便利なさま
ざまな事業を展開するようになる」ということを、わかりやすくていねいに
答弁しました。

 「百里を行く者は九十を半ばとす。」とも言います。気を引き締めて審議
に臨み、法案成立に向けて頑張ってまいります。
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