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生物化学テロ対策の推進についての内閣官房長官発表
 
平成13年11月8日


 生物化学テロ対策の推進について申し上げます。
 政府としては、米国等での炭疽菌事件の広がりを受け、不審郵便物の検査体制などを確立し、万一、米国等と同様の事件が我が国で発生した場合にも、早期にこれを発見し、対応できる体制を整えております。また、炭疽の治療には抗生物質が有効ですが、十分な量を確保しておりますので、どうぞご安心いただきたいと思います。一方,悪質な模倣事案に対しては、断固たる措置を執ることとし、既に3件3人を検挙若しくは補導しております。
 また、本日、内閣総理大臣の出席の下、関係閣僚会議を開催し、NBCテロ対策とりわけ生物化学テロ対策の推進に関し、関係閣僚から報告をいただき、政府としての対処方針を、改めてお手元の配布資料のとおり決定しました。
 政府としては、この対処方針に基づき、我が国で生物化学テロが発生した場合にも迅速かつ効果的に対応できる体制を確立・強化してまいりますが、特に生物テロについては、既に確立している診断、治療体制などの感染症対策を充実していくとともに、早期認知と早期対応のための体制を更に整備いたします。また、天然痘に対するワクチンの緊急備蓄などを実施します。
 発生した事案への対応には、特に都道府県を中心とした関係機関の連携が重要であります。この点で、既に全ての都道府県においてテロ対策本部などが設置され、体制が整備されておりますが、各地域での関係機関間の連携を図るための合同訓練や図上訓練の実施、必要な情報の提供、更には警察、消防、自衛隊などの対処能力の強化について、政府としてできる限りの支援を行うこととしております。
 政府としては、国民の皆様の安全を確保するため、これらの施策を更に強力に推進してまいります。また、正確で時宜を得た情報の提供に、引き続き最大限の努力を払うこととしており、逐次官邸や各省庁のホームページでご紹介するとともに、各種の媒体を通じた広報を推進することとしております。

 政府の基本方針、「生物化学テロ対処政府基本方針」は以下のとおりです。
 1 感染症対策、ワクチン準備等の保健医療体制の強化
 2 保健医療他関係機関間の連携、発生時対処等の強化
 3 生物剤・化学剤の管理とテロ防止のための警戒・警備の強化
 4 警察、自衛隊、消防、海保等関係機関の対処能力の強化
 5 国民に対する正確で時宜を得た情報の提供