平成23年3月16日(水)午前

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(11:15~)被災地における燃料等の不足について

 まず、私の方から2点御報告、そのうち1つは、特に国民の皆さんへのお願いとさせていただきたいというふうに思います。

 今回の大震災の被災地においては、ガソリン、軽油、重油などの燃料の状況が大変悪化をいたしております。この間、こうした燃料を確保して現地に到達させるべく最善の努力を努めておりまして、今、最終的な輸送のラインが必ずしもうまくいっていない部分を解決すべく、最善の努力をしているところでございます。

 一方において、是非、全国の皆さんに、全国的にこうした燃料、今すぐに逼迫しているという状況ではありませんが、現地にいろいろなところから一気に送っていくというプロセスの中にありますので、是非、こうした燃料についての買いだめ等のないようにと、まずはお願いを申し上げます。

 全国的な、こうした燃料の確保については海外の協力も得てしっかりと確保いたしておりますが、できるだけ、現にこうした燃料が届いていない地域への輸送を優先させていただきたいものですから、是非、被災地域以外の皆さんには、こうした燃料類、ガソリン、軽油、重油等の買い占めなどに走らないよう、御協力をお願い申し上げます。

 全国的な意味での供給量を確保するためには、各国の御協力の申し出もいただいておりまして、この点には問題ありませんので、是非、御協力のほどをお願い申し上げます。

 

東京電力福島第一原子力発電所について

 それから、原子力発電所の件につきましては、既に報道されておりますとおり、本日の8時半前後から福島第一原子力発電所3号機の白煙というものが認識をされております。これについては現在、その原因を調査しているところでございます。

 なお、これと直接関連をするか否かも含めて検討中でございますが、正門付近の放射線の量、これは時々、大きく変動しながら、全体としては身体に影響を及ぼす範囲の中にとどまっていると認識をしておりますが、詳細は保安院の方から発表させていただきますが、昨夜の一時期、1,000マイクロシーベルト単位の数値を計測いたしましたが、今朝ほどは800~600ぐらいの数値に落ち着いております。この正門付近の放射線量が本日の10時過ぎぐらいから急激に上がりまして、ミリシーベルトの単位に上がったという報告を受けております。このため、必要最小限の作業員の皆さんも一旦、状況を注視するということで、できるだけ安全な地域に一時的に退避をいただいておりますが、詳細な数字は後ほどきちっと整理をした形で御報告をさせますが、少なくとも10時54分現在、この数値は下がり始めているという状況でございます。

 専門家による分析を鋭意いたしておりますが、現在において、可能性として一番高いと思われるのは、あくまでも確定ではございません。可能性として一番高いと思われるのは、2号炉において生じたように、格納容器の一部から水蒸気が放出をされて、煙が上がっている。そのため、この間たまっていた放射性を帯びた水蒸気でございますので、一時的に高い数値が計測をされたのではないかというのが、繰り返しますが確定ではありません。現時点の分析として最も高い可能性として見られている状況でございます。今、特に放射線量のモニタリングを中心にして、そして実際に水が流れ続けている状況等の確認等もしていただきながら、最終的にこの事象に対する分析、そしてそれに対する対応を決めていくよう進めていただいているところでございます。

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