令和4年3月17日(木)午前

更新日:令和4年3月17日 内閣官房長官記者会見
 
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福島県沖を震源とする地震について(2)

 昨日23時36分ごろ、福島県沖を震源とする地震により、宮城県及び福島県において最大震度6強の強い揺れが発生しました。この地震に伴い、宮城県から福島県の沿岸に津波注意報が発表されており、一部で観測されています。海岸には近づかないよう注意をしてください。まず、原子力施設の被害については、女川原発は現時点で異常なし。福島第一原発及び福島第二原発については、状況を確認中との報告を受けております。人的被害については確認中であり、また火災が6件発生し、うち2件は、鎮圧したとの報告を受けております。ライフラインについては、大規模停電については、東京電力管内では間もなく、おおむね解消予定と聞いていますが、東北電力管内では、依然として15万軒が停電をしているところです。断水が、東京都文京区、千葉県浦安市、埼玉県草加市、福島県福島市及び郡山市で発生。通信障害は、携帯電話で一部確認中、固定電話は被害なしとの報告を受けています。交通機関については、新幹線は東北新幹線の白石蔵王駅・福島駅間で脱線が発生しましたが、けが人はなし。在来線はJR東日本の一部で運転見合わせ中でありますが、首都圏においては、運転再開次第、時間が遅れても、予定されているダイヤは全て運航予定であります。高速道路は、東北道等で通行止めが発生との報告を受けています。また交通事業者に対しては、帰宅困難者対策への協力を要請したところ、現在、都内の主要ターミナル駅や仙台駅においては、顕著な滞留者は確認されておりません。政府としましては、先ほどの会見でも申しましたが、地震発生直後の総理からの指示を踏まえ、人命を第一とし、政府一体となって被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組んでいるところです。また、宮城県及び福島県に、内閣府調査チームをそれぞれ派遣をいたしました。また自衛隊、海上保安庁、警察などがヘリによる情報収集を行っています。引き続き、被害状況の把握を進め、被災自治体と緊密に連携を図りながら、警察、消防、自衛隊、海上保安庁を中心に情報収集に努め、被害の状況等に応じて必要な体制の確保等万全な体制を引いてまいります。私からは以上でございます。

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