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官邸は、伝統的な日本建築が有する「内と外の有機的つながり」を意識した空間構成になっていますが、その考えが一番象徴されているのは「中庭」かもしれません。
中庭そのものは、孟宗竹と切り出したままの花こう岩(庵治(あじ)石)を組み合わせた簡素なつくりです。床面は大ホールと同じ2階にあり、上は屋上まで吹き抜けの構造で、開閉式の屋根が開かれているときは、青空や星空なども望めます。
雨天の時は、降り注ぐ雨水が竹のみずみずしい青さと自然石の荒々しい岩肌を浮き立たせてくれます。
中庭の広さは380平方メートル。その中に竹林と細長い形の庵治石が置かれています。石の中には5メートルを超える大きなものもあります。また、竹は、高さ10メートルを優に超え、先端は5階のフロアにまで達しているものもあります。
中庭の日本的な美しさは、正面玄関、ホワイエ、大ホールなど官邸内のさまざまな場所から楽しむことができます。 |
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