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玄関ホールから右手には通称「西階段」と呼ばれる階段がありました。
もしかしたら、官邸の中で最も国民に馴染みの深い階段であったかもしれません。というのも、新内閣発足の際に総理大臣を中心に閣僚が並んで記念撮影を行うあの場所がこの階段だったからです。
この他にも、官邸には、たくさんの階段があります。また、一部の階段は、車椅子でも昇降できるようになっていました。
なぜ、階段を多様した構造になったかといいますと、そもそも官邸用地となった旧鍋島邸跡地のほぼ真ん中には、約2メートルの段差があり、官邸の設計責任者が、この段差を生かした構造に設計したからといわれています。
従って、官邸を正面から見ると2階建てに見えますが、裏の南庭から見ると、3階建てに見えました。 |
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