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官邸の「正門」ではいつも警察官や機動隊員が警備に当たっています。
警備の厳重さは今も昔も変わりませんが、完成当初の「正門」は、敷地の東側、現在の内閣府側の表通りに面していました。しかし、60年安保闘争で「正門」が強行突破されたのをきっかけに、警備と周辺の交通の両面から検討され、昭和40年に、これまでの「正門」は壊されて壁となり、北側にあった「通用門」が改修されて新しい「正門」となりました。この「正門」とともに、その西側50メートルのところに新「通用門」がつくられました。
また、官邸にはもうひとつ「坂下門」と呼ばれる門がありますが、あまり使われることはありません。
官邸が完成した当時は、「正門」の門柱に『内閣総理大臣官舎』と書かれた幅15センチ、長さ40センチほどの銅板が掛けられていましたが、現在はこのような「表札」はありません。この銅版が、その後、どうなったのかは記録が残っていません。
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