| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (4) あらゆる長期計画(公共投資基本計画など)について、その大幅な縮減を行う。歳出を伴う新たな長期計画は作成しない。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (3) 公共投資 公共投資については、公共投資基本計画の策定後、着実な整備が図られてきたところであるが、危機的な財政事情、社会資本の整備水準等を踏まえ、以下の検討を行う。 @ 公共投資基本計画について、縮減(又は期間の延長)を検討する。 A @を踏まえ、公共事業関係長期計画についても縮減(又は期間の延長)を検討する。 |
主な意見
・ 21世紀初頭には社会資本が全体としておおむね整備されるという公共投資基本計画の目指している目標は、現時点においても基本的に妥当するものと考えられるが、危機的状況にある財政の構造改革が喫緊の課題となっていることに鑑み、その見直しについて検討を進めるべきである。
・ 社会資本は必要なものは必要として整備すべきであろうが、長期的に考え、全体としてペースダウンを図っていくべきである。今はまさに財政構造改革の時であり、この構造改革の視点に立って公共投資を抑制すべきである。
・ 公共事業関係長期計画についても、国全体の財政状況を踏まえ、国民が納得できるペースに見直しを行うべきである。
・ 社会資本整備の水準が先進諸外国に比して低い現状に鑑みれば、財政事情や経済情勢に左右されることなく、子孫のために社会資本整備を着実に実施すべきである。
[公共工事の建設コストの縮減]
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (3) 公共投資 公共投資については、公共投資基本計画の策定後、着実な整備が図られてきたところであるが、危機的な財政事情、社会資本の整備水準等を踏まえ、以下の検討を行う。 B 公共工事の建設コストの縮減を図る。 |
主な意見
・ 公共工事の単価が市場単価に比べて高いのはマーケットの価格が反映されるようなシステムになっていないからであり、そうしたシステムをつくっていく必要がある。
・ 公共工事の建設コストについては、民間より高いと言われないようにしなければならない。市場原理を導入し、国民の誰から見ても効率的なものとしていくべきである。
・ 財政構造改革の一環として公共投資予算が縮減される中で、極力事業量を確保するという観点からコスト縮減に努めていくべきである。
・ 先の「コストの10%縮減」については、生ぬるいのではないかというマイナスの評価もあり、より強力にコスト縮減に取り組む必要がある。
[公共投資の配分・国と地方の役割分担の見直し]
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (3) 公共投資 公共投資については、公共投資基本計画の策定後、着実な整備が図られてきたところであるが、危機的な財政事情、社会資本の整備水準等を踏まえ、以下の検討を行う。 C 公共投資の配分について見直すとともに国と地方の役割分担について見直す。 |
主な意見
・ 我が国の競争力に関わり、物流の効率化につながる高速道路、ハブ港湾等の交通インフラについては、経済構造改革を推進するという観点から重点的に投資する必要がある。
・ 地方経済の下支えと言う理由で非効率な農業への投資を続けていけば日本の経済活力は削がれてしまうおそれがある。
・ 世界的に見ると農業投資のもたらす生産性上昇率は高く、農業という産業自体の生産性は決して低くはないが、我が国農業の生産性の低さは、農業の生産性に直接結びつかない公共投資が増えてきていることにある。
・ 住宅のような私的な財については公的援助を削減し、民間資金を活用すべきではないか。
・ 漁港、地方港湾、農業農村整備については問題が大きく、総額が削減される中で抑制的な取り扱いをすべきである。例えば漁港は、整備したものの地元の漁船が利用せずヨットハーバー化しているものもあるほか、網干し場として作った埋立地が駐車場になっている例もある。
・ 受益の範囲が限定される生活関連の社会資本については、地域が主体的に整備すべきものであり、国の助成する対象を基幹的なものに限定するなど、国と地方の役割分担を見直していく必要がある。
・ 社会資本の整備は民間活力だけではできないが、民間に任せていける分野もあり、積極的に民間活力を活用していくべきである。
[公共投資関係予算の抑制]
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。 歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。 「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (3) 公共投資 公共投資については、公共投資基本計画の策定後、着実な整備が図られてきたところであるが、危機的な財政事情、社会資本の整備水準等を踏まえ、以下の検討を行う。 D 当面の公共投資関係予算の抑制について検討する。 |
主な意見
・ 危機的な財政状況下にある今日においては、5原則に従い、聖域なく全ての歳出を見直す中で、公共事業についてもその抑制に取り組んでいく必要がある。
・ 景気対策としての公共事業はその使命を終えたとみるべきである。また、雇用の確保は民間経済の活性化の中で実現されるべき時代となった。
・ 公共投資は後世代に負担を残さずに行うのが大前提である。しかし、現実には、後世代にツケをまわす建設公債で整備を行わざるをえない状況となっている。このような巨額な財政赤字を抱えている状況の下では、例えば下水道の整備のスピードが少々遅れてもやむをえないし、公共投資についてもペースを落としていかざるをえないのではないか。
・ 財政改革は単なる数字合わせであってはならず、高齢化社会を控えて、社会システムを変えていくような思想変革を行う必要がある。社会資本の整備についても我慢することとし、事業実施官庁が先頭に立って抜本的な変革を行うべきである。
・ 公共投資を抑制すれば、経済活動が衰退し、財政悪化の悪循環の途をたどりかねず、財政再建のためにも、今後とも公共投資により景気の下支えをすることも必要である。
・ 欧米では社会資本が既に充実しており、ケインズ政策を実行しようと思っても採用できない。その点を考慮せずに、日本の公共投資の水準が諸外国に比べて高いことのみを理由として削減を図るという議論はおかしい。
・ 着実な社会資本整備は必要なことであり、公共事業性悪説にたち巨額の財政赤字を招いた原因の全てを公共事業に求めるという考え方には問題があるのではないか。
[特定財源制度(道路)]
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (1) 共通事項 @ すべての特定財源制度について例外なく見直しを行う。 |
主な意見
・ 揮発油税は制度的に特定財源であるのに対し、自動車重量税は一般財源であるのにもかかわらず、既得権として特定財源扱いが当然視されているのは問題であり、この際、その見直しを行うべきだ。
・ 特定財源については、いつまでも特定の使途のみに硬直的に財源をはりつけるのはいかがなものかと思う。自動車重量税の見直しを含め特定財源の議論を深めていく必要がある。
・ 特定財源をいつまでも聖域視していては、効率的な財源の使用はできない。道路整備の水準が上昇した現在の状況を踏まえ、依然として特定財源とすべきか再検討する必要がある。
・ 特定財源については、整備水準が上昇していくにもかかわらず負担の構造がなかなか変わらないという問題があり、本来はサンセットにすべきだ。
・ 道路特定財源については、受益者負担の考え方に基づき、かつ、暫定税率を課した上で事業を実施しており、道路の整備水準等に照らせば、当面、こうした制度によって整備を行っていく必要がある。
・ 自動車重量税は特定財源ではないが、特定財源的税として創設された経緯がある。特定財源だけで足りるかどうかが問題であり、足りていれば他に廻すという議論もあろうが、現実には足りていないという状況にある。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 (4) あらゆる長期計画(公共投資基本計画など)について、その大幅な縮減を行う。歳出を伴う新たな長期計画は作成しない。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (7) 農林水産 農林水産関係予算については、我が国農林水産業を取りまく内外の諸情勢の変化の中で、担い手への施策の集中、市場原理、競争条件の一層の導入を図りつつ、危機的な財政事情を踏まえ、更に、重点的・効率的なものとする必要があることから、 @ UR対策については、農業農村整備事業を中心に縮減(又は期間の延長)を検討する。 |
主な意見
・ UR対策は、UR農業合意の実施に伴う影響を最小限に食い止める等のため、政府・与党が責任を持って決定したもの。6兆100億という金額は、それなりの理由で積み上げたものであり、6年間という対策期間にも意味がある。
これまで、補正予算中心の対応をしてきており、今後とも補正予算か当初予算の別枠かでの対応が必要。
・ UR対策の決定に際しては、与党3党で幅広い議論を行って決定したものではあるが、過去の経緯は経緯として、新しい状況の中で聖域なしに財政構造改革に取り組むということであり、UR対策も見直しは避けられない。
・ UR対策の公共事業(農業農村整備事業)の残国費(各年度3,000億円)を別枠で当初予算に計上することは、10年度予算の一般歳出マイナスとの「五原則」に反する。また、補正も視野に入れるべきではない。財政構造改革のためには、UR対策も縮減等は避けられない。
・ UR対策は、予算消化のための事業がなきにしもあらずであり、現在の財政事情をふまえれば、見直しは避けられない。
[主要食糧関係費]
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (7) 農林水産 農林水産関係予算については、我が国農林水産業を取りまく内外の諸情勢の変化の中で、担い手への施策の集中、市場原理、競争条件の一層の導入を図りつつ、危機的な財政事情を踏まえ、更に重点的・効率的なものとする必要があることから、 A 主要食糧関係費や農林水産関係補助金について、市場原理の活用や政府の役割の限定等の視点に立って見直す。 |
主な意見
・ 「食糧法」の施行により、米について新たな制度。3年連続の豊作により在庫水準は約300万トンに達している(備蓄目標は150万トン±50万トン)。
・ 主要食糧関係費については、既にこれまでに大幅な削減。米の需給・価格の安定や国民に対する安定供給を円滑に進めるため、所要の財政措置の下、備蓄の運営、計画流通の定着、生産調整の推進、消費拡大対策の実施が必要。備蓄については、需給事情によっては保有期間の長期化に伴う負担が必要。
・ 「食糧法」の趣旨を踏まえ、米について、需給・価格の適切な運営、政府管理 経費の縮減、各種助成措置(自主流通米助成、生産調整助成金、学校給食用米穀値引き等)の見直しが課題。
[農林水産関係補助金]
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (1) 共通事項 A 補助金等については、社会経済情勢の変化、官と民及び国と地方の役割分担のあり方等の観点から、聖域なく見直しを行い、 イ 補助金等の性格(負担金、奨励的補助金等) ロ 交付先(地方公共団体、特殊法人、認可法人、公益法人等) ハ 補助対象(人件費、事務費、会館等公共施設に対する補助金等) に応じた削減、抑制等について検討する。 (7) 農林水産 農林水産関係予算については、我が国農林水産業を取りまく内外の諸情勢の変化の中で、担い手への施策の集中、市場原理、競争条件の一層の導入を図りつつ、危機的な財政事情を踏まえ、更に重点的・効率的なものとする必要があることから、 A 主要食糧関係費や農林水産関係補助金について、市場原理の活用や政府の役割の限定等の視点に立って見直す。 |
主な意見
・ 農林水産関係補助金は、各般の農林水産施策を推進する上で重要な役割。今後とも、補助金の整理合理化に当たっては、農林水産施策の効果的な推進が図られ るよう留意が必要。
・ 農林水産関係補助金のうち価格対策関連については、市場原理の一層の活用、生産者コストの一層の縮減、内外価格差縮小の要請等を踏まえ、需給事情、生産 性向上を反映させた価格水準を前提とした運用が必要。
・ 協同農業普及事業交付金等の職員設置費的な補助金の一般財源化の検討等が必要。
・ 国・地方の役割分担の視点からの補助対象の見直し等が必要。
[国有林野]
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (7) 農林水産 農林水産関係予算については、我が国農林水産業を取りまく内外の諸情勢の変化の中で、担い手への施策の集中、市場原理、競争条件の一層の導入を図りつつ、危機的財政事情を踏まえ、更に重点的・効率的なものとする必要がある |
主な意見
・ 累積債務残高が3兆3,000億円(平成7年度末)にもなっている国有林野については、経営の健全化に向けて更なる徹底的なリストラを行い、経営の抜本的改善策を本年中にまとめる必要。
・ 国有林野の今後のあり方については、例えば環境庁への移管、公有林化等の経営形態の見直しを含めた抜本的な改革に取り組むべきではないか。
・ いずれにせよ、財政構造改革との関係では、危機的財政状況を踏まえ、国民負担への単なるつけまわしとならないよう、一切の聖域なしという「基本的考え方」に沿って農林水産関係予算全体の重点化、効率化の中で真剣な検討を行っていくことが必要。
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (8) 国鉄清算事業団債務 残高が28兆円にのぼる国鉄清算事業団長期債務については、平成8年末の閣議決定において、「平成10年度より、国鉄長期債務等の本格的処理を実施する」ため、「その具体的処理方策の検討を進め、平成9年中にその成案を得る」とされているところである。 本問題は財政構造改革の見地からも極めて重要であり、避けては通れない課題である。現在、この問題については、与党内で検討が開始されているところであるが、その検討状況を見極めつつ、将来世代への負担の単なるつけまわしとならないよう、あらゆる選択肢を精力的に検討する。 |
主な意見
・ 国鉄清算事業団問題は、財政構造改革の最大の問題の一つである。
・ 本問題解決のため、考えられる全ての方策を国民に提示し、議論するべきである。これは、いわば国鉄改革から10年目の大掃除である。
・ 一般財源での安易な処理、一般会計への安易な付け回しは、問題の解決とはならない。
・ 本問題の解決に当たっては、交通体系全般の中での負担、鉄道利用者負担など、あらゆる選択肢を精力的に検討すべき。
・ 従来の発想の枠にとらわれず、大胆不敵に腹を据えて取り組む必要がある。例えば無利子国債の可能性などについても検討すべき。
・ 債務額が巨額であることを理由に安易に対応してきたのではないか。例えば、旧国鉄職員の共済年金給付のための費用、厚生年金への統合に伴う8000億円の移管金などは、慎重な検討をせずに清算事業団に引き取らせたのではないか。
・ JRにも道義的な責任があり、JRの負担についても考えたらどうか。
[整備新幹線]
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (9) 整備新幹線 今後、政府・与党における検討委員会において、収支採算性の見通し、JRの貸付料等の負担、並行在来線の経営分離についての地方公共団体の同意、JRの同意等の基本条件が整えられていることを十二分に確認した上で厳正に判断する必要がある。 財政構造改革と矛盾しないようにその取り扱いを検討する。 |
主な意見
・ 新規着工区間については、今後、検討委員会において、収支採算性の見通し、JRの貸付料等の負担、並行在来線の経営分離についての地方公共団体の同意、JRの同意等の基本条件が整えられていることを十二分に確認した上で、その取扱いを厳正に判断することに加え、財政構造改革と矛盾しないよう取り扱う必要がある。
・ 新幹線については、進捗率を遅らせるなど、財政構造改革に協力すべき。
・ 地元の要望はわかるが、財政構造改革5原則を踏まえて、新幹線について、 もっと冷静に考えてみるべきではないか。
・ 国鉄清算事業団債務問題を考慮した扱いが必要ではないか。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。 歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。 「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 (4) あるゆる長期計画(公共投資基本計画など)について、その大幅な縮減を行う。歳出を伴う新たな長期計画は作成しない。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (5)防衛 防衛力整備については、我が国の安全保障上の観点と経済・財政事情等を勘案し、節度ある整備を行うことが必要であり、現下の国際情勢及び危機的な財政事情の下財政構造改革が喫緊の課題となっていること等を踏まえ、SACO関連事業を着実に実施するとともに、 @中期防衛力整備計画について、現行計画における整備水準等の見直しにより、縮減(又は期間の延長)を検討する。 A当面の防衛関係費の抑制について検討する。 |
主な意見
・ 歳出化経費の繰延べもできないと言っていて結局できた。削減の困難性ばかり強調するのではなく、歳出削減の大方針の下、大枠を決めて、後は防衛庁においていろいろ工夫すべきである。
・ 今日の財政の状況を考えると、財政全体がサラ金から借金しているようなものなのだから、無理にでも切り詰めていく必要がある。
・ 財政再建は絶対に必要であり、中期防は今回も1年前倒しで見直すべきである。
・ 陸上戦力について、師団数を減らすべき。陸海空3自衛隊の中で優先順位を考えるべき。
・ 自衛隊員の平均年齢が上がっているのではないか。
・ 主要先進国では防衛費削減の成果が上がっており、日本も一層努力すべき。
・ 冷戦が崩壊したドイツと日本とでは事情が違う。
・ 国際関係等を総合的に判断し、必要な国の安全をいかに効率的・効果的に行う かとの考え方が重要。
・ 民間企業は経済変動等に対応してきており、防衛費削減による防衛産業への悪影響を強調すべきではない。
・ 装備品のコストを一層削減すべき。
・ 新規契約を抑制する努力が必要。その削減努力を行わないで、後になって「歳出化経費は仕方がない」と言ってもだめだ。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。 歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。 「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 (4) あらゆる長期計画(公共投資基本計画など)について、その大幅な縮減を行う。歳出を伴う新たな長期計画は作成しない。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (6)ODA(政府開発援助) ODAについては、日本の量的拡充が国際的に顕著なものとなっている一方、我が国の財政が危機的状況にあることに鑑み、量から質への転換を図る等、そのあり方及び当面のODA予算の抑制等について検討する。 |
主な意見
・ ODAは、国益の観点から重要な意義があるが、一般会計予算で伸率を抑制されており、為替の円安もあるのでもはや聖域とは言えない。
・ 「日本の財政が厳しい中で、何故外国に金を配るのか」という国民感情を踏まえれば、ODAについては半減させる等、相当に切り込む必要がある。
・ 欧米諸国も財政事情の悪化等を背景にGNP比で見てODAを減らしており、日本の厳しい財政事情を考えれば抑制する必要がある。
・ ODA予算については、効果的・効率的な援助の実施を進め、その抑制に努めるべきである。
・ ODAの量的抑制に対応するため、経済力のついてきた国に対しては、ODAから他の公的資金や民間資金に移行させることも検討する必要がある。
・ ODAの量から質への転換を図る必要があり、これまでのODAを総合評価した上で、金額の多寡よりも中身をよく議論しないと国民の支持を得られない。
・ ODAの中期目標について「歳出を伴う新たな長期計画は策定しない」との原則及び「ODAについては、量から質への転換を図る等、そのあり方及び当面のODA予算の抑制等について検討する」との基本的考え方を踏まえ、今後どうするかについて企画委員会の場でよく議論すべきである。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2)今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。 歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。 「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3)当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (1)共通事項 A補助金等については、社会経済情勢の変化、官と民及び国と地方の役割分担のあり方等の観点から、聖域なく見直しを行い、 イ 補助金等の性格(負担金、奨励的補助金等) ロ 交付先(地方公共団体、特殊法人、認可法人、公益法人等) ハ 補助対象(人件費、事務費、・・・) に応じた削減、抑制等について検討する。 (12)中小企業対策 中小企業対策については、国の危機的な財政事情を踏まえ、中小企業者の活力や地方の役割を尊重する観点から、そのあり方及び当面の中小企業予算の抑制について検討する。 |
主な意見
・ 中小企業対策で重要なのは、予算の大きさや補助金をいかにつけるかという金の話ではなく、知恵の出し方である。
・ 歳出の聖域なき見直しのためには、中小企業対策予算についても、抑制が必要である。
・ 中小企業対策は、地域地域で事情が多岐に渡り、基本的には、地域に任せるべきである。この意味で、都道府県商工会連合会等の人件費補助は、一般財源化するべきである。
・ 中小企業の振興で成果を上げているのは、各地域の中小企業者の自主的な取組みであり、中小企業者の活力を尊重することが重要である。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2)今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。 歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。 「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3)当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (1)共通事項 @すべての特定財源制度及び特別会計の歳出歳入について例外なく見直しを行う。 (11)エネルギー エネルギー対策については、中長期的に安定的な施策の推進との観点に立ちつつ、一般会計の危機的な財政事情を踏まえ、歳出全般の見直し等、そのあり方及び当面のエネルギー予算の抑制について検討する。 |
主な意見
・ エネルギー対策は、中長期的な視点から、安定的な財源を確保しつつ行うことが必要である。
・ 歳出の聖域なき見直しのためには、石特会計繰入れが大宗を占めるエネルギー対策予算についても、抑制が必要である。
・ 石油税等の特定財源制度に対して、安易に依存しないことが必要である。
・ 電特会計の歳出のあり方について、重点化・効率化を行うべきである。特に、電源立地の推進のためには、関連情報の公開等、財政以外の施策も極めて重要である。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (2) 社会保障 年金、医療、福祉等の社会保障給付は、現在の制度のままでは、高齢化の進展に伴い大幅に増大していくことが見込まれる。 従って、 @高齢化のピーク時においても国民負担率(財政赤字を含む)が50%を超えないよう経済、財政と調和のとれる社会保障制度を構築する。 A利用者本位の社会保障給付とする。 B公平な給付と負担を実現する。 C効率的な給付を行う等の観点から改革を行うことが必要である。 |
主な意見
・ 国民負担率(財政赤字を含む)が50%を超えないためには、社会保障について抜本的な見直しを行わなければならない。
・ 社会保障は予算の大きな部分を占めており、財政構造改革を進める上で社会保障の見直しは必須である。
・ 社会保障の見直しの第一歩として、医療保険制度改革法案、介護保険法案等の早期成立が是非必要である。
・ 医療、年金等の社会保険は一般財源に依存することなく、独立して保険料で運営するべきである。
・ 現在は、「高福祉、中負担」であり、負担を先送りしている。給付と負担は均衡させなければならず、そうでなければ、将来世代は「中福祉、高負担」となってしまい、世代間で給付と負担が不公平となってしまう。
・ 今後、国民負担が増加していくなかで、効率的な給付を行うため、民活の導入等競争原理、価格メカニズムの活用が重要である。
[年金]
| 「基本的考え方」(関連部分)
(2) 社会保障 @ 年金については、11年度の再計算に向けて、給付の抑制、世代間の負担の公平化等に関する基本方針に加え、企業年金、個人年金等についての自助努力を促すための方策、一定の収入以上の高齢者への公的年金、医療等の給付の見直し等の施策について検討する。 |
主な意見
・ 給付の抑制を行わなければ、将来世代の負担が過大となり、制度を維持できなくなるか、経済がもたなくなる。
・ 負担を軽減するためには、給付を抑制しなければならず、給付の抑制には支給開始年齢の引上げ、水準の引下げ、スライド方式の変更を行うしかない。そのことを国民に理解してもらわなければならない。
・ 現行の支給開始年齢は平均寿命も短く、退職年齢も早かった時代の考え方を引きずっており、平均寿命が伸長した現在、それに合せて支給開始年齢を引き上げるべき。
・ スライド方式を変更する場合、現在、5年に1度行っている賃金スライドを廃止し、物価スライドのみとすることが考えられる。
・ 給付水準についても見直しが必要。
・ 給付を抑制するのに際して、現実には困難な問題はあるものの、現行の2階建の年金制度を1階建とすることまで含め検討すべきではないか。
・ 高齢者でも経済的に豊かな者もおり、そのような者に対して給付を制限すべき。
・ 現役で勤労しているにもかかわらず年金が支給される。年金とは何かを根本までさかのぼって見直すべき。
・ 6年度改正法附則の「基礎年金国庫負担率の引上げの検討」については、引上げは不可能である。
[医療]
| 「基本的考え方」(関連部分)
(2) 社会保障 A 医療については、「国民医療費の伸びを国民所得の伸びの範囲内とする。」との目標を引き続き堅持し、このため与党高齢医療保険改革協議会の検討も踏まえ、 イ 薬価の適正化及び薬価基準制度の抜本的見直し ロ 医療費の出来高払いの見直し ハ 医療提供体制の見直し ニ 患者負担(=受益者負担)の見直し 等の施策を検討する。 |
主な意見
・ 医療を巡る問題はこれまでにも言い尽くされており、言わば先送りされてきた解決策を今後どのように実現していくのかが問題だ。特に力の強い利害関係団体が議論の中心にいるために、いままでは解決策が実行出来なかった。利害関係団体を抑えることが重要。
・ 医療費が青天井で増加する原因は出来高払い制度にある。諸外国でも無条件の出来高払い制度をとっているところは無い。出来高払いを改め、定額払いを拡大することが必要。
・ 薬価基準制度は抜本的に改め、市場原理に基づく価格制度に改めていく必要がある。合わせて、薬剤費を巡る無駄を解消する必要がある。
・ 医療機器価格は薬価以上に不透明な部分がある。ペース・メーカー等の医療機器の内外価格差を解消する措置が必要。
・ 毎年医師が新たに 8,000人も増加するのはおかしい。医学部定員の削減や医師国家試験合格者数の削減が必要。場合によっては、文部省とも協力して医科大学の整理・縮小が必要ではないか。
・ 高額の医療費が懸かる終末期医療のあり方を見直す時期に来ているのではないか。延命治療を行うなとは言えないが、保険でみる範囲を限定する等の措置は考えられないか。
・ 保険料賦課における被扶養者の取扱い及び資産の取扱いについて見直しが必要ではないか。
[民活]
| 「基本的考え方」(関連部分)
(2) 社会保障 B 福祉をはじめとする社会保障分野における民間事業者のより積極的な導入によるコストの引下げ等の施策を検討する。 |
主な意見
・ 官が福祉サービスを供給すると民間に比して割高なものとなることから、民間を活用して、コストの引下げを行うことが必要。
・ 地方財政の観点からも福祉の見直しを行ってほしい。
[高所得高齢者への給付の制限]
| 「基本的考え方」(関連部分)
(2) 社会保障 C 一定の収入以上の高齢者への公的年金、医療等の給付の見直し等の施策を検討する。 |
主な意見(再掲)
・ 高齢者でも経済的に豊かな者もおり、そのような者に対して給付を制限すべき。
〔雇用〕
主な意見
・ 雇用保険制度の見直しとして、高年齢求職者給付金について、国庫負担の廃止を前提とした抜本的な見直しを内容とする制度改正を平成10年に行う。
・ また、雇用保険三事業のうち雇用福祉事業について、移転就職者用住宅や福祉施設の新設ストップ等の業務の見直しを行う。
・ 労災保険制度について、平成10年における保険料率の見直しにおいて、料率を引き下げる。
・ 自発的失業者に対して、非自発的失業者と同率の国庫負担が行われていることは適当ではないと考えられ、自己責任原則の観点から国庫負担の見直しが必要。
・ 雇用保険三事業は、使用者のみが負担する保険料を財源としていることもあり、事業内容の詰めが甘くなっている面があり、厳しく見直していくことが必要。
・ 構造改革が進む中で、官民の役割分担を見直し、新しい時代の労働行政の在り方を検討していくことが必要。
・ 事業所内託児施設の助成について、複数の企業が入居している集合ビルで企業が共同で託児所を設置する場合にも助成ができるようにするなど、労働保険特別会計で育児対策を積極的に引受け、厚生省の保育所に係る負担の軽減を図るべき。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2)今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 ・ 必要な分野については制度改革を断行する。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 ・ 本会議の結論のうち10年度に実現すべきものについては、概算要求段階から反映させていくこととし、これを踏まえた概算要求基準を検討する。 (4) あらゆる長期計画(公共投資基本計画など)について、その大幅な縮減を行う。歳出を伴う新たな長期計画は作成しない。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (4) 文教予算 文教予算については、児童、生徒数の減少に応じた合理化、教育サービスの受益者の負担のあり方、国と地方の役割分担及び費用負担のあり方等の観点から、次のとおり全般について聖域なく見直す。 @義務教育 義務教育費等国庫負担金の見直し(教職員定数等)等 A高等教育(国立学校) 組織・定員等の見直し 授業料等のあり方 B私学助成 総額抑制及び負担のあり方等の見直し |
主な意見
・ 文教予算は、義務教育費国庫負担金、国立学校等の人件費が約8割を占めており、予算全体の縮減のためには、これらについて制度を含めた全般的な見直しが不可欠である。
・ 現行の教職員定数改善計画については、残り1年といえども五原則を踏まえ取り止めるべきである。その後についても、児童・生徒数の減少に応じて教職員定数を縮減すべきであり、40人学級を35人学級にするようなことは考えるべきではない。
・ 教職員定数改善の中断・凍結は、急激な採用の減少により、教員の年齢構成の極端なアンバランスにさらに拍車をかけることになる。
・ 国立大学については、より効率的な運営及び自己財源の充実を図るため、授業料の見直しや、国立・私立の役割分担等を検討するとともに、現在の特別会計一本の経理を改め大学毎に独立採算とするなど、将来の民営化も含めて、組織、会計のあり方を抜本的に見直す必要がある。
・ 今後の児童・生徒数の減少等を踏まえ、私学助成についても、総額抑制を図るとともに、教育研究内容等に応じた助成の重点化を図るなど配分方法の見直しを検討する必要がある。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (4) あらゆる長期計画(公共投資基本計画など)について、その大幅な縮減を行う。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (10)科学技術予算 科学技術予算については、官民の役割分担において政府の役割を限定する観点及び研究開発資金の重点的・効率的配分を図る観点から、研究評価の徹底、大型プロジェクトの見直し、国の研究機関・研究制度の見直し等について検討する。 |
主な意見
・ 科学技術基本計画において言及されている科学技術関係経費は、人件費、原子力、防衛費等が約6割を占め、一律に伸ばしていくべきものではない。科学技術基本計画も長期計画の一つとして、縮減の例外ではなく、当然、見直すべきである。
・ 歳出の改革と縮減は「一切の聖域なし」とされており、科学技術予算、情報通信分野の研究開発についても国の歳出全体の縮減と整合性のとれたものとすべきである。
・ 原子力、核融合、宇宙開発等の大型プロジェクトについては、国際熱核融合実験炉(ITER)計画等、新規プロジェクトの着手は厳に抑制するとともに、進行中のプロジェクトであっても継続に問題があるものについては、大胆に中止・見直しを行っていく必要がある。技術的にも問題のある高速増殖炉「もんじゅ」のプロジェクトは中止すべきではないか。
・ 国の研究機関は93国立試験研究機関、14特殊法人に上っており、研究機関の統廃合を含め、国の研究機関・研究制度の抜本的なリストラを進め、重複の排除、重点化・効率化を図っていく必要がある。また、国からの研究委託先となっている公益法人等についても大幅に整理する必要がある。
・ 動燃事業団については、業務の抜本的見直しを含め、組織・体制について抜本的な改革を行う必要がある。
・ 研究開発資金の重点的・効率的配分を図るため、外部評価の導入、評価結果の公表、研究開発資金の配分への反映など、研究評価の徹底を図っていく必要がある。
・ 経済構造改革を推進するためには、基礎研究の充実等、科学技術の振興は重要な課題であり、科学技術基本計画等を踏まえて、政府の研究開発投資の拡充を図っていく必要がある。
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (13)地方財政 地方財政は、国の財政と並ぶ公経済の車の両輪である。 こうした中で、まず、各地方公共団体が自ら強い自覚をもって事務事業の合理化、組織、機構の見直し、定数や給与の適正化等徹底した行財政改革を行うことが強く求められており、その方策について検討する。 国としても、地方歳出の多くが国の経済政策や予算と密接に関連していることから、国・地方双方に通ずる歳出抑制策を検討するとともに、地方単独施策等を抑制する等により、地方財政計画の策定に当たって、国と同様に一般歳出を抑制する等の地方財政健全化方策を検討する。 更に、国として、各地方公共団体の自主的な財政健全化努力を促す工夫が必要であり、このような観点から、交付税制度・地方債制度についてその仕組みを見直すとともに、各地方公共団体独自の自主的な財源調達の途を拡充強化することを検討する。 |
主な意見
・ 政府支出の約3分の2という大きなウェートを占める地方財政の健全化は、財政構造改革を進める上で極めて重要な課題。
・ まず各年度の地方の財政赤字を縮小していくことが急務であり、そのためには、地方財政計画の歳出を抑制していくことが必要。
・ そのため、地方単独事業の抑制が必要。少なくとも、投資的経費の地方単独事業費については、平成10年度においては「対前年度比マイナス」としていく方向で対処。
・ また、地方歳出については、国の補助・関与に係るものが多いので、国においても、各施策について思い切った見直しを行い、国費も地方費も削減されるという方策を講ずる必要。
・ まず、国が決然と国庫補助事業のカットを行い、地方単独事業についても経済対策等の惰性で動いている部分があるので、必要性を十分に吟味してカットすべき。あわせて、地方債と交付税を組み合わせた仕組みについても検討を行うべき。・ 地方の自主的な財政健全化努力を促すような観点からの、交付税制度、地方債制度の見直しについて検討。
・ 地方財政は、地方債の償還期間が平均20年と短いこともあり、財政構造改革期間中に債務残高の縮小への手がかりが必要。
・ それぞれの地方公共団体において行政改革に積極的に取り組んでもらうことが必要。行政改革という観点から、公共工事のコスト縮減対策も重要な課題。
・ 地方交付税は「地方の固有財源」として、地方にとっては地方税と並ぶ歳入であり、国の他の歳出と同列に論じられないもの。なお、このような地方交付税の性格をより明確にするため、交付税特別会計に直入する仕組みについても検討が必要。
・ 現在の財政調整制度は、現実の各地域毎の経済力格差に鑑みれば必要なもの。しかし、その財政調整の大きさは、手厚いものとなっており、地方分権の観点からも、地方税法のしばりや地方財政計画のあり方について、その見直しを検討すべき。
・ 国と地方との間の権限配分、税財源配分について、思い切った見直しが必要。
・ 真の地方分権を進めるためにも、自らの必要な財源は自らで確保するという歳入の自治を確立していくことが必要。
・ 地方公共団体自らの自治能力を向上させる必要。そのためにも、市町村合併を推進していくことが重要。
・ 税の徴収機構の一元化について検討していく必要。
・ 税の徴収については、それぞれが課税権を持っているという原理原則を考えるべき。
・ 地方公共団体の豪華庁舎等が目立つので、無駄を省くという観点から指導していくべき。
・ 庁舎等のハコ物建設については、むしろ、作っては壊し、作っては壊している方が問題であり、いいものを作って100年、200年伝えるべき。
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (1)共通事項 C定員及び人件費の抑制について検討する。 |
主な意見
・ 国家公務員の給与については、憲法上の労働基本権の代償措置である人事院勧告制度を尊重するとの基本姿勢に立ち、国政全般との関連等を考慮しつつ、適切に対処してきている。
・ 昭和50年代の財政再建・行政改革の時期には、一定の給与抑制措置が講じられた経緯があることに留意すべき。
・ 9年度の人件費の総額は約11兆円と一般歳出の4分の1を占めており、これを聖域として10年度にマイナス予算を作成することは難しい状況にある
| 「基本的考え方」(関連部分)
3.財政構造改革五原則 (2) 今世紀中の3年間を「集中改革期間」とする。歳出の改革と縮減は、「一切の聖域なし」とする。「集中改革期間」中においては、主要な経費について具体的な量的縮減目標を定める。 (3) 当面の平成10年度予算においては、政策的経費である一般歳出を対9年度比マイナスとする。 4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (1)共通事項 C定員及び人件費の抑制について検討する。 |
主な意見
・ 定員削減が実施され、定員が増加していない点は評価できるが、現在の員数が本当に必要かもう一度見直す必要がある。
・ 特殊法人、公益法人等を含めた行政改革が進む中では、天下り問題や新規採用を含めた議論が必要である
・ 現在の業務のやり方のままでは定員は減りにくい。今後、行政改革会議の議論 と関連づけた段取りを考える必要がある。
| 「基本的考え方」(関連部分)
4.各分野における改革と縮減の具体的方策の検討事項 (1)共通事項 A補助金等については、社会経済情勢の変化、官と民及び国と地方の役割分担のあり方等の観点から、聖域なく見直しを行い、 イ 補助金等の性格(負担金、奨励的補助金等) ロ 交付先(地方公共団体、特殊法人、認可法人、公益法人等) ハ 補助対象(人件費、事務費、会館等公共施設に対する補助金等) に応じた削減、抑制等について検討する。 |
主な意見
・ 地方公共団体向け補助金等については、社会保障、文教、公共事業等は制度改正により削減。
・ その他制度改正を伴わない予算補助については一律に削減する必要がある。
・ 少額補助金については一般財源化。
・ 特殊法人、認可法人については一定の削減が必要。
・ 特殊法人に対する利子補給、公益法人に対する補助金等については、思い切った削減の方針が立てられないか。
・ 法施行事務費、会館等公共施設の運営費や人件費補助等地方公共団体の事務事業として同化定着しているものに係る補助金等の一般財源化等。
・ 商工会連合会等の人件費補助は、一般財源化すべき。
・ スクラップ・アンド・ビルド、サンセットを徹底していくべき。