経済財政諮問会議

更新日:令和4年10月5日 総理の一日

 令和4年10月5日、岸田総理は、総理大臣官邸で令和4年第12回経済財政諮問会議を開催しました。

 会議では、総合経済対策に向けて等について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、総合経済対策の策定及びその関連で人への投資及びGX(グリーン・トランスフォーメーション)について議論を行いました。
 物価高騰や世界経済の減速に伴う下押し圧力を乗り越え、日本経済を一段高い成長経路に乗せるため、今回の経済対策では、まずは、物価高騰により厳しい状況にある方々の支援に万全を期すとともに、インバウンドの回復や農林水産物の輸出促進などを通じて、円安のメリットを広く地方へとお届けします。
 また、物価上昇に負けない継続的な賃上げを実現するため、成長分野に移動するためのリスキリング支援や10月からの最低賃金引上げも踏まえた中小企業への支援を強化します。
 あわせて、新しい資本主義の下、重点分野において呼び水となる官の投資を加速し、さらなる民間投資の拡大を図ります。
 山際大臣におかれては、こうした観点から、予算、税制、規制・制度改革を総合的に進める効果的な対策を取りまとめてください。
 構造的な賃上げに向けては、最低賃金を含む賃上げの継続に加えて、人への投資が必要不可欠です。人への投資策を5年間で1兆円のパッケージに拡充する中で、誰もが教育訓練を受けられるよう、リスキリングに対する効果的な支援を強化します。
 厚生労働大臣、経済産業大臣におかれては、本日の議論も踏まえた上で、経済対策に盛り込んでください。
 GXについては、省炭素規制や、安定的に逓増するカーボンプライシング制度を作ることによって企業の予見可能性を高め、大胆なGX投資を引き出していくことが重要です。さらに、かかる日本の先進的な投資と技術を膨大な投資需要を持つアジアのGXへ連結していく。日本の成長戦略の大きな柱は、日本のGXとアジアのGXの連結です。
 経済産業大臣は、こうした発想に立って、10年ロードマップ具体化を加速化し、経済対策に先行実施するものを盛り込んでください。」

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