みどりの式典

更新日:令和5年4月28日 総理の一日

 令和5年4月28日、天皇皇后両陛下御臨席の下、岸田総理は、都内で開催された第17回みどりの式典に出席しました。

 式典では、総理は、式辞を述べた後、みどりの学術賞の授与及び緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰の授与を行いました。

 総理は、式辞で次のように述べました。

「本日ここに、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、みどりの式典を挙行するに当たり、政府を代表して式辞を申し述べます。
 平成19年に5月4日が国民の祝日みどりの日になって以来、この日は、国民にとって、自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日として定着してまいりました。
 我が国の森林は、国土の約3分の2を占め、国土の保全、水源の涵養(かんよう)や地球温暖化の防止 など の恩恵を広く国民にもたらしています。
 これは、先人のたゆまぬ努力で育まれたものであり、国民共通の財産として、多様で健全な森林を育成し、次の世代に引き継いでいくことが重要です。国際的にも森林保全への対応が課題となる中、昨年の関係締約国会議で採択された気候変動対策の実施計画や生物多様性の新たな目標においても、その重要性が盛り込まれています。
 我が国は、来月の広島G7サミットで、気候変動といった地球規模の課題へのG7による対応を主導していきます。
 そして、2050年カーボンニュートラルの目標実現に向け、伐(き)って、使って、植える循環利用を確立し、国民の皆様とともに、みどりをしっかりと守り育てる取組を進めてまいります。本日の式典を通じて、国民が改めてみどりに関心を持ち、理解を深めることを期待するとともに、皆様の御活躍と御健勝を祈念して、式辞といたします。」

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