映画「ドライブ・マイ・カー」第94回米国アカデミー賞国際長編映画賞受賞を祝す内閣総理大臣からのメッセージ

更新日:令和4年3月28日 総理の指示・談話など

 濱口竜介監督作品の映画「ドライブ・マイ・カー」が第94回米国アカデミー賞国際長編映画賞を受賞しました。
 日本映画としては、13年ぶり2作品目の受賞となります。歴史的快挙を成し遂げた「ドライブ・マイ・カー」チームの皆様おめでとうございます。
 登場する人物が行き場のない喪失を抱えながらも、希望へと一歩を踏み出していく姿を描く本作は、観(み)る人に特別な共感を呼び、言語や国境を越え高く評価されたものと思います。また、広島の都会的な街並みや名建築、瀬戸内の美しい島々の風景などが多く描かれていることも、作品の魅力の一つだと思います。
 映画はあらゆる世代が親しむ総合芸術であるとともに海外への文化発信手段としても極めて有効な媒体です。
 私としても、この快挙を機に、ソフトパワーの源泉となる文化芸術活動への支援強化に取り組み、世界に日本文化の魅力を発信するとともに新たな創造を支えてまいりたいと思います。

令和4年3月28日
内閣総理大臣 岸田 文雄