アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)推進関係省庁会議
令和6年10月7日、石破総理は、総理大臣官邸で第3回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)推進関係省庁会議に出席しました。
会議では、AZEC首脳会合に向けた準備状況に関する報告が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえて、次のように述べました。
「今週のASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議の機会に、ラオスにて第2回AZEC首脳会合が開催され、日本が議長を務めます。
脱炭素化の機運が国際的に高まる中、輸出産業に強みを持つアジアがグローバル・ビジネスで生き残るためには脱炭素化の取組は不可欠です。
近年の脱炭素化をめぐる国際情勢を捉えて、日本と地域のパートナーが手を携え、次の一手を打っていかなければなりません。
AZECは、アジアにおいて、脱炭素化・経済成長・エネルギー安全保障を同時に達成しつつ、多様な道筋の下でネット・ゼロに向けた取組を進めるという原則を共有する大変重要な取組です。
今回のAZEC首脳会合では、今後10年を見据えたアクションプランについてパートナー国と合意し、AZECを新たな協力のフェーズへ引き上げることを目指します。
具体的には、アジアでの脱炭素化に資する活動を促進するルール形成を進め、パートナー国からの期待も大きい日本の技術を活用した脱炭素プロジェクトを更に生み出していく好循環を作る。この好循環を、排出量の多い電力・運輸・産業分野の脱炭素化に資するイニシアティブが先導していく。これにより、日本がアジアひいては世界の脱炭素化に努めます。このことを訴えてまいります。
関係省庁の皆様方におかれましては、今週のAZEC首脳会合に向けて、橘(たちばな)官房副長官の下、政府一丸となって、調整に全力を尽くしてくださいますようお願い申し上げます。以上であります。」