拉致被害者御家族等との面会

更新日:令和7年5月22日 総理の一日

 令和7年5月22日、石破総理は、総理大臣官邸で拉致被害者御家族等と面会しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「厳しいスケジュールで訪米いただき、ありがとうございました。本当に今、横田さんがおっしゃるように、もう後、早紀江さんしか残っておられないようになってしまいました。もちろん、その御長命いただくことは大事なことですから、是非、横田早紀江さんがお元気なうちに喜んでいただく、そのような事態が訪れますように、今日は林長官も担当大臣であります。内閣も政府を挙げて対応させていただきたいと思います。
 これからハンガリーの大統領も来るんですよね。昨日は、パラグアイの大統領がお越しになりました。もう皆様方も御存じだと思いますが、大統領を始め随行の閣僚も、みんながブルーリボンバッジを付けておられるというのを初めて見ましたですね。どこの国もそういうことはしないから、まだ43歳、若い大統領ですが、この問題について言及された。今日はハンガリーともその話はしようと思っていますが、万博のナショナルデーに伴い毎日みたいに、どこかの大統領やどこかの首相がお越しになりますが、大体皆さん拉致には言及される。日本はそういう問題があるんだねということを、我々もできるだけ協力はするよという話を、全てのお出でになる外国の首脳がしていただくというのは今までなかったことだと思っております。もちろんこの万博という機会を通じて、この問題を世界にご理解いただく。
 もう私が小泉内閣のころ、拉致問題に関わるようになったときに、これは古屋先生なんかも御一緒に衛藤先生も一緒にやらせていただいた拉致の問題を、もちろん英語、ドイツ語、フランス語、いろんな国の言葉に訳して、世界にみんなで手分けをして、話をしに行ったんですね。もう一回、そういう世界を挙げて、この問題の解決、もちろん我が国の主権に関わることですから、最終的には我が国が解決しなければならぬことだが、世界に理解をいただくのは大事なことというふうに改めて思ったところであります。そういう観点からも今回の訪米は非常に意義のあることだったと思っていますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。」

関連リンク

これまでの総理の一日