情報保全諮問会議
令和7年6月3日、石破総理は、総理大臣官邸で第14回情報保全諮問会議を開催しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「本日は、御多用のところをお集まりをいただき、誠にありがとうございます。
特定秘密保護法は、適正な運用の確保が特に求められるものであり、運用状況の立法府への報告や、有識者からの意見の聴取が制度化されております。安全保障に関する情報の保護のほか、情報公開や公文書管理など、様々な視点からの専門的知見を施策に反映することが求められているものであります。本日は、是非、忌憚のない御意見を頂戴したく存じます。
防衛省における一連の不適正事案につきましては、従前の対策が表層的なものではなかったかという問題意識の下、鋭意検討を重ね、総合的な再発防止対策を策定いたしました。適性評価や保護措置を民間事業者に求めながら、政府側が遵守できていなかったという観点からも、深く反省すべきものになったとの認識をいたしております。保全意識の一層の向上と厳格な業務管理に取り組んでまいります。
現下の複雑で厳しい安全保障情勢に対処するためには、情報の収集・分析・活用はもちろんのこと、その保全も極めて重要であります。今般の教訓も踏まえ、特定秘密保護法や、5月16日に施行された重要経済安保情報保護活用法を的確に運用いたしてまいります。
皆様方の引き続きの御指導・御鞭撻を心よりお願いを申し上げまして、私からの御挨拶といたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。」