日本サービス大賞表彰式

更新日:令和7年12月9日 総理の一日

 令和7年12月9日、高市総理は、都内で開催された第5回日本サービス大賞表彰式に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「皆様、こんばんは。内閣総理大臣の高市早苗です。
 本日、『日本サービス大賞』の第5回表彰式が盛大に執り行われましたことを、心よりお慶(よろこ)び申し上げます。また、内閣総理大臣賞を受賞された『株式会社ナビタイムジャパン』を始め、御列席の全ての受賞企業の皆様に、心からお祝いを申し上げます。
 総理大臣賞受賞の決め手となった『Japan Travel』は、訪日外国人観光客向けのナビゲーションアプリです。経路検索から観光情報の提供まで、旅行をトータルでサポートするサービスとして、多くの旅行者の方に御活用いただいていると伺っております。
 2025年のインバウンド数やインバウンド消費は過去最高ペースで推移しております。その一方で、オーバーツーリズムにより国民生活に支障が出ている現状もございます。こうした中、地域住民の安全・安心を守り、地域社会との共生を可能にする、持続可能で高付加価値な『観光立国』の実現が、ますます重要になっています。このため、政府としては、オーバーツーリズム対策の強化や、観光客の過度な集中の防止や地方分散の推進により、観光客の受入れと住民生活の質の確保の両立を目指しているところでございます。
 株式会社ナビタイムジャパンは、『Japan Travel』の運営に当たり、アプリを通じて得られる訪日客の動態履歴を分析し、自治体などに提供されており、例えば、京都市と連携して京都旅行中の訪日客にプッシュ通知で『マナー啓発メッセージ』を配信する、新たなオーバーツーリズム対策の導入につながりました。
 このように、ナビゲーションアプリの優れた機能により、観光客の受入れと住民生活の質の向上、この両立に貢献をいただくということをこれからも期待いたしております。また、自治体に提供いただく情報に基づき、新たな観光資源の発掘や、新たな訪日客開拓につながる効果的なプロモーションが実現することも、期待しております。
 今後も、このような優れたサービスが日本で次々と生まれてくるよう、スタートアップ支援や、中小企業の新たなサービス創出のための取組を通じ、受賞企業の皆様の、そして、後に続く方々のチャレンジを強力に後押ししてまいります。
 結びに、御列席の受賞企業の皆様に、改めてお祝いを申し上げますとともに、これからも、皆様のサービスのイノベーションが、更に『日本列島を強く豊かに』していくことを大いに期待しております。本日は誠におめでとうございました。御臨席の皆様の御健勝、御多幸をお祈り申し上げます。ありがとうございます。」

歴代の総理の一日