内閣制度創始140周年記念式典及び祝賀会
令和7年12月22日、高市総理は、総理大臣官邸で開催された内閣制度創始140周年記念式典を開催しました。
記念式典では、国歌斉唱の後、高市総理が式辞を述べ、その後、額賀福志郎衆議院議長、関口昌一参議院議長及び今崎幸彦最高裁判所長官が祝辞を述べました。
総理は、式辞の中で次のように述べました。
「本日ここに内閣制度創始140周年記念式典を挙行するに当たり御挨拶申し上げます。
明治維新を経て近代国家建設に踏み出した我が国は明治18年の本日12月22日に中央官制の大改革を行い、内閣制度を創設いたしました。
以来140年間、明治・大正·昭和・平成、そして令和の五代にわたる内閣の歴史は、我が国が歩んできた激動の歴史そのものでした。幾度となく大きな困難や過酷な試練に直面し、その度に先人たちは勇気と希望をもって乗り越えて来られました。そして、この間、内閣制度はいずれの時代にありましても国政において枢要な役割を果たしてまいりました。
こうした礎の上に今日の私たちがあります。この記念の日に、今日の我が国の平和と繁栄の基盤を築くために力を尽くされた歴代内閣の総理や閣僚を始め、それぞれの時代において難局に立ち向かい、我が国の発展を支えてきた国民各位の英知・勇気そして献身的な御努力に思いを致し、心から敬意と感謝を捧(ささ)げるものであります。
本年は戦後80年、そして昭和の元号で100年に当たります。これまでの140年に及ぶ先人たちの足跡をしっかりと受け継ぎ、その重みをかみしめながら、あらゆる政策を前進させてまいります。
今の暮らしや未来への不安を希望に変え、強い経済を作る。我々が慣れ親しんだ自由で開かれた安定的な国際秩序が大きく揺らぐ中で、国際社会の平和と繁栄に、より大きな役割を果たしていく。
私は日本と日本人の底力を信じてやまない者として、日本の未来を切り拓(ひら)く責任を果たすべく、絶対に諦めない決意をもって、国家国民のため、全力を尽くしてまいります。
そのことを、この場をお借りして改めてお誓い申し上げます。
第104代内閣総理大臣 高市 早苗」
記念式典の後、高市総理は出席者と総理大臣公邸に移動し、内閣制度創始140周年記念祝賀会を開催しました。
祝賀会では、木原内閣官房長官の挨拶に続き、麻生太郎元内閣総理大臣の発声で乾杯が行われました。