経済3団体共催2026年新年祝賀会
令和8年1月6日、高市総理は、都内で開催された経済3団体共催2026年新年祝賀会に出席しました。
総理は、挨拶で次のように述べました。
「皆様、新年おめでとうございます。今年は昭和元年から起算して満100年を迎える年となります。私も昭和の女と言われておりますけれども、昭和の日本は戦争があって、そして終戦を迎えて、その後、復興して、また、高度経済成長がありました。激動の時代でした。多分国会議員の中で、私ぐらいが昭和1桁産まれの親に育てられた最後の世代だと思います。戦中、戦後の混乱期、どんなに大変だったか、そんな話を聞かされながら育ちました。でも、本当に歯を食いしばって一生懸命働いて、そして、今の日本を築いてくださった多くの先人たちに、心から感謝の気持ちを新たにしたいと思っております。
そして、皆様も私も同じですけれども、今を生きている私たちの役割があると思います。だって、今日産まれた赤ちゃんもそうです。そして、今年選挙権を持つであろう18歳の若者もそうですけれども、彼らは22世紀まで生きている可能性が高い。そういう方々なんですね。そうすると、やっぱり22世紀も日本人が誇りを持って、世界の中で高らかに、私は日本人です。日本から来ました。そう言えるように、そしてまた日本経済が力強く動いて、そして多くの方々にその富が分配されますように、そんな国を今つくっておかんな、間に合わんというのが私の思いです。今生きてる私たちのためにもですけれども、次の22世紀を生きる方々への責任だと思っております。
私は今の暮らしや未来への不安を希望に変えると、そう訴えて、自民党の総裁選挙に立候補をいたしました。そして、今皆様、御承知のとおり、先ほども御挨拶にもございましたけれども、政策を進めております、『責任ある積極財政』というものを掲げました。そして、大胆かつ戦略的な投資を進める。日本の供給構造を強化する。雇用と所得を増やす。消費マインドを改善する。そうすると事業収益が上がります。事業収益が上がったら、またお給料も増える。そして研究開発投資や設備投資もできる。そうやって経済が回っていく。税率を上げずとも、税収が増えていく。そういう日本の姿をつくるのが私の目標であり、そして今行動を始めた理由でございます。
こうした中で、特に危機管理投資ということを申し上げております。だって、世界共通のたくさんのリスクがあるじゃないですか。これは世界共通ですよね。だって、食料自給率100パーセント超えている国でも、これだけ気候変動があったらどうなるかわからん。食料自給率を上げておかないかん。エネルギー自給率100パーセント超えている国でも、それでも今生成AI(人工知能)ですとか、データセンターでかなり電力の需要が大きい。それだったら自給率を上げておかないかん。資源だって特定の国に頼っててはいかん。だから資源やエネルギーの自給率、これをどう上げるか、どう調達先を多様化するか、みんな同じような心配事があります。医療、健康、安全保障これも大事。それからサイバーセキュリティー対策も大事。今朝も地震がありました。やはり日本の国土を強くしておく、本当に隅々まで強くして命を守れるようにしていく、これも大事。多くの方々が思ってらっしゃいます。そういったことに手をつけるのは今、これは官民挙げてですね、投資を呼び込んでいく。そして、世界に先駆けてリスクを最小化できるような、ちゃんと製品をつくる。サービスをつくる。インフラをつくる。ここに今、急いで手をつけなきゃいけないと同時に、先ほど御紹介がありました成長分野にも、日本は投資をしてまいります。
日本にはまだまだ社会実装されていない様々な技術が眠ってます。もったいないです。今、もう片っ端から成長のスイッチを押して、成長戦略を始動させようと思ってます。先般、成立した補正予算で少し頭出しをしました。いやいや、本予算でつけたらいいじゃないか、当初予算でつけたらいいじゃないか、という話もあったけれども、でも私が就任したのは10月21日です。そんな半年も待っとられへん。ちょっとでも早く動かしていきたい。そんな思いで頭出しをしました。その頭出し予算を約6.4兆円でございます。これは成長戦略を進めるためのお金です。
また、令和8年度にしっかりと措置をいたします。税制改正では、事業者の方々の予見可能性、これに最大限配慮する形で全業種を対象に一定規模以上の高付加価値な設備投資に対して、即時償却などの措置を講じる大胆な投資促進税制を措置しました。日本はまだまだ強くなる、動き出すと思っています。高市内閣としては、もう、とにかく事業者の方々の予見可能性を高めたい、この思いがあります。ですから、複数年度の予算措置、大胆な投資促進税制、そして研究開発税制の深掘り、こういったことを進めて、国際的にも競争力がある事業環境の構築に向けて頑張ってまいります。
また、横浜グリーンエキスポに向けても、皆様のお力添え、心よりお願いを申し上げます。これは経団連の筒井会長からも、技術力の発信はもとより、機運醸成、実施の体制づくり、入場券の販売、協賛などに、大変心強いお言葉をいただきました。大阪・関西万博の成功に続き、またこれも食と農の魅力ですとか、我が国の持つ最先端環境技術の発信にもつながっていくと思います。
賃上げについても、高市内閣は事業者にこれを丸投げしたりはいたしません。しっかりと官公需なども含めてですね、しっかりとした価格で発注ができる、こういったことも進めてまいります。
皆様と共に、とにかく強い経済をつくりましょうよ。明るい年にしていきましょうよ。そして、次の世代への責任を果たしましょうよ。一緒に戦ってください。心よりお願いを申し上げます。今日御一緒させていただきました皆様の御健康とお幸せをお祈り申し上げます。誠にお招き、ありがとうございました。」