日英首脳会談(2)

更新日:令和8年1月31日 総理の一日

 令和8年1月31日、両首脳は会談の後、共同記者発表を行いました。最後に、総理主催のワーキングディナーを行いました。

 総理は共同記者発表で次のように述べました。

「キア・スターマー英国首相の来日を日本政府及び国民を代表して、心から歓迎をします。先ほどの会談では、キアとの間で、日英関係の一層の深化に向けて、忌憚(きたん)のない意見交換を行うことができました。
 日本と英国は、『強化されたグローバルな戦略的パートナー』でございます。両国は重要な同志国として、安全保障面ではグローバル戦闘航空プログラム、いわゆるGCAPや、昨年の英国の空母打撃群の日本寄港の取組を行っています。経済面では、CPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)での連携や経済版2+2を通じた経済安全保障での協力など、着実かつ具体的に協力の歩みを進めてまいりました。こうした協力の歩みを踏まえて、日英の協力を更なる高みに引き上げ、これからの時代における両国の協力を一層深化させていくことで一致しました。
 また、キアからは、『チェッカーズ』と呼ばれる英首相公式別荘への御招待を頂きました。諸般の事情が許すタイミングで訪英しまして、日英間の協力を大きく前進させます。今回のキアの訪日の機会を捉えて、先ほど意見を交わした分野、成果をいくつか紹介します。
 まず安全保障の分野では、サイバー安全保障での日英の協力を戦略的に進めていくことで一致しました。次期戦闘機につきましても、共同開発の進展を加速していきます。また、外務・防衛閣僚会合『2+2』を本年中に開催することで一致しました。安全保障上極めて重要なパートナーである英国との同分野での協力を不断にアップグレードしていきたいと考えております。
 次に経済、そして経済安全保障の分野でございます。産業戦略パートナーシップの下、覚書を作成した風力発電、量子、フュージョンエネルギーの分野で産業協力を拡大していきます。経済安全保障パートナーシップの文脈では、重要鉱物の輸出規制への国際社会の懸念が高まる中で、重要鉱物を含むサプライチェーン強靱(きょうじん)化のために同志国全体で連携していくことが急務であるということで一致しました。今、やるべきことを日英で力強く推進してまいります。
 また、本年は日英包括的経済連携協定の締結から5周年を迎えます。この5年間で両国間の貿易、投資は約1.5倍に増えました。この協定が大きく貢献したものと考えております。
 科学技術も有望な協力分野です。日英科学技術合同委員会の3年ぶりの開催のほか、今回、両国が知見を有する宇宙分野について、新たな宇宙協議の立上げに一致をいたしました。
 また、昨年覚書を結びました量子分野や、洋上風力、原子力などエネルギー・脱炭素分野での連携も強化しつつ、デジタル・パートナーシップに基づき、Beyond5G/6Gに関する共同研究を推進してまいります。
 この後は、夕食を挟みながら、訪中してこられたばかりのキアと、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力や、また中東情勢、ウクライナ情勢などについて議論をいたします。
 複雑な危機に直面する21世紀の国際社会において、日英の新時代を築いていくために、キアとますます緊密に協力していきたいと思います。サンキュー、キア。ありがとうございます。」

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