(記者)
フジテレビの菅野と申します。よろしくお願いいたします。総理は先ほど、トー・ラム・ベトナム共産党書記長兼国家主席、シャリフ・パキスタン首相とそれぞれ電話会談を行いましたが、内容や受け止めについて教えてください。
(高市総理)
先ほど行いました、日・ベトナム首脳電話会談では、ラム・ベトナム共産党書記長に対して、党書記長に再任されたこと及び国家主席に就任されたことへの祝意を述べさせていただきました。
それとともに、現下の中東情勢について議論を行い、アジア経済への影響を念頭に、アジア地域全体のエネルギー強靱(きょうじん)化に向けて、協力していくことを確認しました。ベトナムはレアアースの埋蔵量が世界第6位でありまして、ベトナムとの連携は、経済安全保障上、極めて重要でございます。
続けて行いました、日・パキスタン首脳電話会談では、私から、イスラマバードで実施された米国・イラン間の協議について、シャリフ首相を始めとするパキスタン関係者の仲介努力に敬意を表し、これを支持する旨をお伝えいたしました。
また、最も重要なことは、今後、ホルムズ海峡の航行の安全確保を含む事態の沈静化が実際に図られるということでございます。協議を通じて、最終的な合意に早期に至ることが重要だという、我が国の立場を伝えました。
さらに、日本としても、これまで米国及びイラン双方と首脳間の意思疎通を行ってきております。事態の早期沈静化に向けて、外交努力を重ねてきていることも説明申し上げました。
その上でございますが、世界の物流の要所、そして国際公共財でありますホルムズ海峡の安定回復が急務であり、日本やアジア諸国を含む全ての国の船舶につき、自由で安全な航行が1日も早く確保されることが不可欠である旨を強調しました。シャリフ首相からは、イスラマバードで行われた米国・イラン協議やパキスタンの外交的取組について説明があるとともに、事態の早期沈静化及びホルムズ海峡の航行の安全に向け、引き続き、日本と協力していきたい旨の御発言がありました。
これまでも政府としては、国際社会と緊密に連携しながら、外交的取組を進めてきております。私も含め、主体的に取組を進めていく考えです。以上です。
(記者)
テレビ朝日の押山です。日本はベトナムから石油の提供を求められていましたが、ベトナム国家主席との電話会談では、その話はされたでしょうか。政府として、応じるお考えはありますか。
(高市総理)
日本はですね、現地で石油関連の製品の製造などもいたしております。ですから必要な対応はさせていただいております。これ以上詳細については、外交上のやり取りでございますので、お答えは差し控えさせていただきます。