※速報版
(記者)
(TBS・野口記者)総理はこれから、イギリス、イタリア、そしてG7サミット出席のためフランスを訪問します。中東情勢の緊迫化を踏まえたエネルギー安全保障や中国を念頭にした経済安全保障が議題になると見られますが、両国との首脳会談やサミットの意義と成果をどう位置付けていますか。
サミットを通じて、アメリカのトランプ大統領ら各国首脳との会談の調整状況を伺います。日米首脳会談が実現した場合、日本としてホルムズ海峡の事態の沈静化にどのような役割を果たすと伝える考えかも教えてください。
(高市総理)
はい。お疲れ様でございます。これより、英国そしてイタリア、続いて、G7エビアン・サミットに出席するためフランスを訪問いたします。英国のスターマー首相、イタリアのメローニ首相とは、来日された時に首脳会談をしておりますけれども、今回は最新の状況に基づいて、例えば、中東情勢、ウクライナ情勢、また東アジア情勢などについて意見交換をするとともにですね、既に両国と協力を進めております安全保障分野に加えまして、AI(人工知能)、量子、宇宙、また半導体、それから洋上風力などの分野においてですね、先端技術開発ですとか、サプライチェーンの強靱(きょうじん)化に向けて、更に協力を強化すべく、しっかりと議論をしたいと思っております。
それから、フランスでございますが、私にとって初めてのG7サミットとなります。このエビアン・サミットでは、中東、ウクライナ、インド太平洋といった地政学的危機への対処に加えまして、中東情勢を踏まえた自由貿易と法の支配を前提としたエネルギー安全保障、市場の安定化に向けた連携、さらに、重要鉱物等のサプライチェーンの強靱化など、喫緊の課題について首脳間で率直に議論をして、G7が連携・結束して、国際社会の課題への対応を主導していく、という姿勢を示したいと思っております。具体的には、エネルギー安全保障につきまして、G7の同志国で連携をして不当な輸出制限などに反対し対抗するということ、そして、アジアなどの石油備蓄強化の支援とIEA(国際エネルギー機関)との連携を進めること、さらに、産油国と消費国の連携を強化して威圧的な行為を無力化することといった三つの提案を通じて、今、日本が主導しております「パワー・アジア」の理念を国際社会へと広げていきたいと思っております。
また、重要鉱物につきましてですが、日本が主導してG7各国の備蓄制度の立上げを支援するということとともに、各国の制度の相互連携を行う共同備蓄連携構想を提案する予定でございます。私からは、アジアの代表として出て行くんだという思いを持って、インド太平洋の視点も含めて、日本の立場と取組を積極的に発信していきたいと思っております。G7らしい、この首脳間の密度の濃い議論を大いに期待し、楽しみにしております。
そして今、バイ会談、二国間の会談についてお尋ねがございました。今回、サミットの機会を活用しての会談ですけれども、いくつかお申込みを頂いておりますが、その会議の隙間で何時にどの国とやるといったことについて、現在確定したものはございません。とにかく、各国首脳と二国間会談がありましたら、また率直な意見交換を通じまして、成果を上げてまいりたいと、そう思っております。では行ってきます。ありがとうございます。