高輪築堤視察についての会見

令和3年5月29日
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(高輪築堤の視察について)

 本日は、明治初期の鉄道遺構である高輪築堤を視察させていただきました。正に、明治の錦絵に描かれている橋梁が、そのまま150年前のものが、このような形で存在することに対して、本当に、当時の、明治の近代日本を作るために、技術屋の皆さんは素晴らしい能力を持っていたんだなという思いと同時に、こうしたものはしっかり次の世代にも引き継いでいくことが大事なのだろうなという思いに至りました。
 説明を受けました港区の区長さん、そしてまた東京都、そして政府も連携しながら、この一帯のまちづくりというものは進めていかなければならない。そうしたことを、今日、現場を視察いたしまして、痛切に感じました。 

(緊急事態宣言中の視察の意義について)

 萩生田文部科学大臣から、こうした鉄道遺構が出てきたという報告を受けまして、1回視察に行こうということでした。なかなか来れなかったのですけれども、ここの築堤そのものが、いったん近いうちに埋め戻されてしまうということでありましたので、今日になったということであります。感染拡大防止のための対策というのは、今しっかりやっています。

(史跡指定の必要性について)

 正に文化遺産であるということを、自分自身で今見まして、素晴らしいと思いました。そこは、後は文部科学省で、まだいろんな手続きがあるのでしょうから、そういうところでしっかり取り組んでほしいと思っています。

(本日の視察で心に残ったことについて)

 明治日本の近代化、正に発祥であります、ちょうどこの鉄道が、横浜の桜木町まで延びていた。当時2年ちょっとでこうしたものを建設できるというのは本当に素晴らしいなと、正直言って感動しました。こうしたことをしっかり、私どもも次の世代、世界に向けて、日本のそうした力というものを世界に進めて、社会のためにも尽くしていく、こうしたことも大事だと思っています。

(高輪築堤の永年保存について)

 いずれにしろ、こうしたことについては、専門の皆さんの考え方を含めて、そうしたものを一つ一つ手続きを踏んでやるということは大事だと思います。

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