加藤大臣挨拶(第1回「一億総活躍社会」づくりに関する関係府省庁連絡会議)

 一億総活躍担当大臣を拝名した加藤でございます。よろしくお願いいたします。
 去る15日に「一億総活躍推進室」が設置されたところでございます。今日は、「第1回一億総活躍社会づくりに関する関係府省庁連絡会議」ということで、関係府省庁の皆様方に、お集まりいただいたところでございます。
 御承知のように、総理が表明されました、少子高齢化の流れに歯止めをかける、そして一人一人が活躍できる「一億総活躍」の社会を作り上げていく、との強い決意で臨んでいるわけであります。その実現に向けて、すべての政策を総動員していく。縦割りを排除し、政府の持てる力をしっかり発揮していきたいと思います。
 そのためにも、まずは国民の皆様方の目線に立って、しっかりと効果的な政策を立案していく。これまでも、色々な政策が各省で展開されているところではありますが、そうした政策についてもしっかり検証しつつ、本当に必要なものを、しっかりと立案をしていただきたいと思います。またその際には、総理から御指示がありましたけれども、2020年そしてその先をしっかり見据えて、議論等取り組んでいただきたいと思います。
 今回、「一億総活躍国民会議」の第1回を、早速、この月内にも開催をしたいということで、今、会議に参加していただく方々の選定等を進めさせていただいているところですが、今後のスケジュールにつきましても、年内のできるだけ早い時期に緊急に実施すべき対策第一弾を取りまとめる、こういう指示も出されているわけでございますので、スピード感を持って取り組んでいく必要がございます。
 また、最終的には、これまでの発想にとらわれない、大胆かつ効果的で、総合的かつ全体を俯瞰して、そして骨太な政策パッケージであります「ニッポン一億総活躍プラン」を、年を明けて策定していきたいと思っております。当面そうしたことを念頭に置きながら、まずは国民会議を立ち上げ、そして年内のできるだけ早い時期に緊急に実施すべき対策第一弾を打ち出していきたいと思っております。
 今申し上げたとおり、あまり時間がない状態でございます。しかし他方でこれまで積み上げてきた、それぞれの知見、経験、実績等もあると思います。どうかそれらをフルに総動員していただきたい。内閣を挙げて挑戦していく極めて大変意義のある仕事でございます。皆様方のお力添えを心からお願い申し上げて、私からの御挨拶とさせていただきたいと思います。