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小泉内閣メールマガジン
 

小泉内閣メールマガジン 第196号 ========================== 2005/07/14

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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● サミットとロンドン同時多発テロ

[大臣のほんねとーく]
● カブトムシおじさんの挑戦
  (構造改革特区担当/地域再生担当大臣 村上誠一郎)

[小泉内閣の動き]
● グレンイーグルズ・サミット特集 など 

[シリーズ少子化]
● 父親と育児(花王株式会社研究開発部門 高橋秀和)
● 1111(111万1千人)(数字で見る日本)

[特別企画]
● 第3回政策アンケート「少子化」の実施について

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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
小泉総理大臣プロフィール 英語版はこちらから
● サミットとロンドン同時多発テロ

 小泉純一郎です。

 先週、イギリス北部スコットランドのグレンイーグルズで開かれたG8サ
ミットは、会議開始直前にもたらされたロンドンでの同時多発テロの報によ
り、会議場の空気は一変しました。

 G8の首脳は、直ちに「テロに対する強い憤りと、テロには屈することな
く戦っていく」という強いメッセージを発出しました。議長役のイギリスの
ブレア首相は、午前の会議を終えて急きょロンドンにもどりました。しかし、
このテロによって今回のサミットを中止してはならない、サミットの会議は
続行すべきだということで、ブレア首相の不在中もジェイ外務次官、ストロ
ー外務大臣が立派に議長役を務められました。

 このテロにより、多数の方々が被害にあわれました。犠牲となられた方々
にお悔やみを申し上げるとともに、被害にあわれた方々に心からお見舞いを
申し上げます。

 テロ対策でもっとも重要なことは、これを未然に防ぐことです。日本にお
いても、交通機関などの安全について関係省庁、各機関がよく連携し、海外
とも協力しながら情報を収集し、常に油断なく警戒にあたります。

 今回のサミットの主要な議題は、アフリカ問題と気候変動問題でした。日
本は、G8サミット参加国の中でアフリカともっとも地理的に遠い国ですが、
「アフリカ問題の解決なくして世界の安定と発展はない」という基本方針の
もとで、日本としてできる限りの支援をしていこうということで、他の国々
とは違った民生の安定、貧困の削減、感染症などの保健、教育、農業など、
アフリカ諸国が自らの力で立ち上がっていけるような、そしてアフリカの人
々がもっとも必要としている支援を中心に協力してきました。

 サミットでは、日本の経済協力(ODA)を今後5年間で100億ドル積
み増すこと、特にアフリカに対する支援は3年間で倍増させようということ
を表明しました。

 気候変動の問題については、廃棄物を減らす、使えるものを再使用する、
資源を再利用する、リデュース(reduce)、リユース(reuse)、リサイク
ル(recycle)の3Rの方針とものを大切につかう「もったいない」という
考え方で日本は取り組んでいることを紹介して、科学技術の力によって環境
保護と経済発展を両立させる、その取り組みを各国とも協力してやっていこ
うと訴えました。

 サミットの前夜、エリザベス女王主催の晩餐会が開かれ、食事中スコット
ランド民謡などの音楽が演奏されていました。終わり近くになってバグパイ
プの音楽が演奏されたとき、「これが演奏されるともうお開きが近いという
ことだ。」という話があったので、私から、「日本では、スコットランド民
謡の『蛍の光』が流れると会はお開きになる。」という話を紹介しました。

 スコットランド民謡の原曲の歌詞は、古い友人との友情を大切にするとい
うもので、大晦日にも歌われるようです。

 晩餐会では、「『蛍の光』は、日本で『哀愁』という名前で公開された映
画にも使われていて、原題は『Waterloo Bridge』だった。」という話など
を私から紹介して、エリザベス女王、ブレア首相、ブッシュ大統領としばし
映画と音楽の話で盛りあがりました。

 昨日から郵政民営化法案の参議院での審議が始まりました。郵便局の仕事
は約40万人の公務員でなくとも民間人で十分にできるということなど、こ
れからも皆さんにわかりやすく丁寧に説明し、多くの国民の理解を得られる
よう法案成立に向けて誠実に対応してまいります。

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[大臣のほんねとーく]
村上大臣プロフィール
● カブトムシおじさんの挑戦
  (構造改革特区担当/地域再生担当大臣 村上誠一郎)

 もうすぐ学校は夏休みに入ると思いますが、私は夏休みになると、よくカ
ブトムシを取りに行っていました。今でも、カブトムシは子供達の人気者で
しょう。

 このカブトムシを全国の幼稚園や保育園に無償で配って、自然や命の大切
さを子供達に教える活動を行っている人がいます。九州で酪農を営んでいる
内田龍司さんです。内田さんは、牛の糞を使った堆肥の中でカブトムシがた
くさん育つことに気づき、28年前からカブトムシを配布する活動を始めま
した。

 ところが、昨年、内田さんの活動が大きな危機に直面しました。家畜排泄
物処理法という法律が施行されることになり、堆肥の野積みが禁止されるこ
とになったのです。堆肥が地下水を汚染しないよう、堆肥をビニールシート
で覆わなければならなくなったのです。

 しかし、それではカブトムシが飛んできて堆肥に卵を産み付けることがで
きなくなります。これまで続けてきた活動も断念しなければなりません。内
田さんは、本当に困って悩んだそうです。

 そんな時、内田さんは、たまたま新聞で、岩手県遠野市の「どぶろく特区」
の記事を見て、地域を限定して規制の特例を認める構造改革特区のことを知
ったのです。それから内田さんは、カブトムシの配布活動を続けるため、特
区の活用ができないか検討を始めました。

 牛の世話を代わりにやってくれる人を探さなければならないなど、大変な
苦労をされたそうです。しかし、全国の子供達にカブトムシを届けたいとの
一心でがんばり、ついに特区を実現したのです。

 あまり知られていませんが、内田さんのように、特区の提案は個人でも企
業でも誰でもすることができるのです。何か事業を始めたい、地域に役立つ
活動をしたいと思った時に、国の規制が邪魔になるなら、是非、特区の活用
を検討してみて下さい。

 小泉構造改革によって、国の規制は個人の力でも変えることができるよう
になったのです。我々は、そうした個人や企業の思いを大切に受けとめ、全
力で応援します。

 今年も、内田さんが送ってくれたカブトムシを、全国の子供達はキラキラ
した目で観察することでしょう。そして、そのカブトムシは、内田さんが特
区の実現に挑戦した結果、無事、子供達に届くことになったカブトムシなの
です。

※ 構造改革特区推進本部ホームページ
 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/index.html 
※ 日本改革前線マップ http://www.zensen.jp/ 

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[小泉内閣の動き]

● ライス米国務長官の表敬(05/07/12)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/07/12rice.html 
  国連改革、北朝鮮、在日米軍再編、テロとの闘いなどについて意見交換

● 文化外交の推進に関する懇談会報告書の手交(05/07/11)
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/07/11culture.html 
  「『文化交流の平和国家』日本の創造を」を決定し、小泉総理に手交

● 日本・ソロモン首脳会談(05/07/11) 
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/07/11solomon.html 
  アラン・ケマケザ首相と二国間関係、国連改革などについて意見交換

● 日本・アイスランド首脳会談(05/07/11) 
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/07/11iceland.html 
  ハルドール・アウスグリムソン首相と国連改革などについて意見交換

● グレンイーグルズ・サミット特集(05/07/06〜08)
・ 小泉総理の動き
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/07/07summit.html 
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2005/07/08summit.html 
<ビデオ>https://www.kantei.go.jp/jp/koizumivideo/2005/07/07summit.html 

・ 内外記者会見、議長総括、ロンドンに対するテロ攻撃(声明)など
 https://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2005/07/07summit.html 

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高橋氏プロフィール
[シリーズ少子化]

● 父親と育児(花王株式会社研究開発部門 高橋秀和)

 私は2002年に育児休暇を取得した。当時、男性の育児休暇取得は極め
てまれであったと記憶している。妻に育休取得を提案されたときには、子供
と長時間過ごせることと時代の最先端の制度活用に魅力を覚えたこともあり、
安易な気持ちで2ヶ月間の育児専業を引き受けることとなった。

 しかし、1週間も経たないうちに、子供と過ごす気楽な休暇予定が夢想で
あったことに気がついた。生後数ヶ月の乳児の世話で、自分のために使える
時間は全くなくなった。

 後悔したが後には引けない。食べさせ、排泄させ、清潔を保ち、なでさす
りと、一人の人間はいかに手間をかけて育まれるか、身を持って実感した。
育児に苛立ちやストレスを溜める母親達の気持ちを多少なりとも理解できる
ようになった気がする。

 休暇を終え職場復帰した今、育休2ヶ月の経験は意味があったと強く実感
している。両親ともに同等の育児能力を有することは、ストレスなく共働き
を実現する上で重要な条件であるばかりでなく、家族の絆、信頼関係もより
強固にしている。

 また、父親の育児・家事への協力の重要性を感じる一方で、企業や地域社
会の協力に感謝している。

 復帰当時、月に数回は子供が体調を崩し、その都度、両親のどちらかが会
社を休むこととなった。また、仕事中、保育所から急な発熱の連絡があり、
あわてて帰宅することもしばしばあった。

 さらに、急に帰宅できない両親のかわりとなり、子供の世話をしていただ
いた社会福祉協議会のファミリーサポートセンターなど、わが子の成長に個
人を超えて大きな組織の協力を得ている。

 人口減少により将来的に労働力・企業競争力の低下は避けられない。そん
な中で男女ともに優秀な社員の力は不可欠であり、なによりも、「働きたい」
という意志は尊重されるべきであると思う。

 男性の育児参加によるストレスなく楽しい「共働き」と、個人枠を超えた
企業・社会の「子育てサポート」は、企業力の向上と地域の活性化のために、
そして少子化対策の有効な手段となりうると考えている。

 最後に我が家の近況を。最近は専ら私が家事をこなすことが多く、子供と
過ごす時間も多い。その為か息子は私の言うことは良く聞く一方、「ままバ
イバイ」と妻にソッポを向くことが多い。

 少し妻が可哀相な気もするが、職場では、世のお父さんの気持ちが分かる
お母さんとして一目置かれる存在となりつつあるようである。



● 1111(111万1千人)(数字で見る日本)

 1111(111万1千人)とは、平成16年に日本で生まれた子どもの数(出生数)
です。これは、明治32年に人口動態統計を取り始めて以来、最少の数字です。

 戦後の出生数の推移を見ると、昭和22〜24年に第1次ベビーブームが到来
し、出生数は約270万人を記録しましたが、それ以降しばらく減少が続き、
一時は150万人台となりました。

 その後、第1次ベビーブーム期に生まれた子どもが親になったことで、第
2次ベビーブーム(昭和46〜49年)が起こり、出生数は約200万人となりま
した。

 これをピークに昭和50年以降、次第に減少してきており、第2次ベビーブ
ーム期に生まれた子どもが30歳代になった現在においても、出生数は減り続
けています。

 日本の合計特殊出生率(1.29)は、アメリカ(2.04)、フランス(1.89)、
イギリス(1.71)、オランダ(1.73)などに比べて、著しく低く、ドイツ(
1.31)、韓国(1.19)、シンガポール(1.26)とともに、世界の中でも低い
水準にあることがわかります。

 我が国の出生数は、このまま行くと、50年後には現在の半分になると試算
されており、出生数の減少に伴う少子化は、高齢化と相まって、我が国に様
々な社会的・経済的影響を与えることが懸念されています。

 社会的影響としては、子ども同士のコミュニケーション不足が子どもの健
全な発育にマイナスの影響を与える可能性があります。また、地域社会の活
力の維持という点で大きな影響を与える可能性があります。

 経済的影響としては、生産面からは、少子化は労働力人口の減少をもたら
すため、1人当たりの労働生産性が現状のまま推移すれば、GDP(国内総
生産)は縮小していきます。

 消費面からは、子どもの減少により市場規模が縮小する可能性がある一方
で、子ども1人当たりの消費の増加も見込まれ、また、高齢化や女性の職場
進出にともなう新たな消費の創出などにより、当面少子化の進展が与える影
響は必ずしもマイナス面ばかりではありません。

 しかし、超長期的に少子化が続き総人口の減少が進む局面では、これまで
にない新たな市場の動きを経験することとなりそうです。

* 合計特殊出生率は、日本は2004年、アメリカ、フランス、イギリス、韓
 国、シンガポールは2003年、オランダ、ドイツは2002年の数字です。

※ 内閣府ホームページ(平成16年少子化社会白書)
  http://www8.cao.go.jp/shoushi/whitepaper/w-2004/html-h/index.html 

※ 厚生労働省ホームページ(平成16年人口動態統計月報年計の概況)
  http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai04/index.html 

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[特別企画]

● 第3回政策アンケート「少子化」の実施について

 「シリーズ少子化」の読者参加企画として、政策アンケートを行います。
 
  今、20代から30代で結婚しない人が増えていて、少子化の原因の一つ
となっています。今回のアンケートでは、結婚しない人が増えている理由や、
少子化に歯止めをかけるために必要な政策について投票していただきます。

 また、私ならこうする、という少子化対策の具体的なアイディアや、少子
化問題について日頃考えていることなども自由に記入していただきます。

 投票結果と自由意見をメルマガ誌面で紹介します。大臣の寄稿も予定して
います。下記ホームページからふるってご参加ください。

※ 第3回政策アンケート(7月24日まで)
 ※メールマガジンの登録者が対象です。
 
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[編集後記]

 サミットで訪れたスコットランド。早朝、日課の散歩に出ると、鹿や雉に
出会うほど自然が美しく、本当に清々しい気分になりました。明治期に日本
の産業経済の発展に貢献したいわゆる「お雇い外国人」の多くがスコットラ
ンド出身だそうです。スコットランドに親近感を抱いて帰国しました。
 平成13年6月14日に誕生した小泉メルマガは、今年8月11日に創刊
200号を迎えます。これを記念して、8月8日(月)に読者の皆さんを官
邸にお迎えして、3人の特別寄稿者との「メルマガ官邸座談会」を行います。
座談会の模様は200号誌面でご紹介します。ご参加いただく特別寄稿者は、
佐藤正久さん(132号)、粕谷尚子さん(171号)、深澤清美さん(193号)
です。いずれもご記憶の方が多いと思います。ぜひ座談会にご参加いただき、
特別寄稿者の方に直接ご意見・ご質問をしていただきたいと思います。日程
の都合がつけば小泉総理が途中参加されることもあるかもしれません。
 今週からスタートした「シリーズ少子化」。政策アンケートへの参加もよ
ろしくお願いします。(せいけん)

※ 座談会への参加をご希望の方は下記から応募の詳細をご覧ください。
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杉浦内閣官房副長官プロフィール杉浦内閣官房副長官
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[ご意見、ご感想]

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<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
  https://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

総編集長:内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長:内閣官房副長官 杉浦正健
発行:内閣官房内閣広報室(〒100-8968 東京都千代田区永田町1-6-1)