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森総理、
平尾 誠二

ラグビー日本代表
監督と語る
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ラグビーを語る rugby_ball.gif

森総理 出足が余り良くないね。そうでもない? (↓最近のラグビー日本代表の成績
平尾監督 アハハハー。いや、そんな感じですねえ。
森総理 前のオールジャパンのときよりも、何かちょっと……。
平尾監督 僕らもちょっと先を見越したメンバーにしてますので、そういう意味ではいろんな意味でちょっと力が足りないところがあるんですよ。でも、今、このメンバーでやっておかないと、後がもたないんでですね・・・。
森総理 それはよく分かるんだ。だから何となく"平尾マジック"に期待をしているんだけどね。
平尾監督 いえいえ、マジックが出るかどうかは別にして。
森総理 しかし、そのマジックは、みんな個々の力があって、それで上手に監督の下に動くということでないと。見てて、ちょっと基礎的に不安だなというような感じが。ちょっと荒削りな感じもするから、いいのかな。
平尾監督 いやー、そういう声が多いですね。早く選び過ぎたとか、何とかかんとかというような声があります。でも、そんなこと分かって、こっちはやってますので、批判されても、これはしゃあないなということで、とりあえず今、私も忍耐の時期でして、しっかりとここを越えていかなきゃいかんなと思ってます。
森総理 夏合宿はやったんですか。
平尾監督 いや、いつもでしたら7月の末に菅平でやらせていただくんですけれども、今回はパシフィックリムが非常に長引いたものですから、8月の末に菅平でやらせていただこうと思いまして。
森総理 大学の合宿のほうは大体8月末で終わるのかな。
平尾監督 ちょっと重なったりするところもあるんですけどね。
森総理 ところで、ラグビーのルールについては、より面白く、よりスピーディーに、できるだけ中断しないようにということでやっているのは分かるのだけど、あれはやっぱり大きな体のほうが強くなるようなルールじゃないかね。
平尾監督 そのとおりなんですよ。日本にとって有利なルール改正をしていただきたいなと思ったりするんですけど、やっぱりなかなかそうはいかないんですね。そんなこと言ってるのは日本だけでしてね、ほかの国は同じような体格のレべルの連中ですから、あんまり関係ないようなことでどんどん決まっていってますから、日本にとっては結構不利な場面、多いですね。
森総理 ラインアウトでひょいと持ち上げるのは、まあまあ日本にとってはタイミング計っていけばいいんだけれど、モールというのは、どうもあれは大国主義だね。

実はこの間、サミットの時に、ワーキングランチは、「文化の多様性」というテーマだったのだけれど、その際にスポーツの話が出て、特にフランスのシラク大統領が相撲が非常に好きなものだから、相撲の話にまず入った。それでロシアのプーチン大統領は柔道をやっていたでしょう。だからこれもそこで合気道の話だとか、空手の話だとか、日本の武道の話に入っていって、その時に、体重と体の大きさっていうのは小さいものにとってやっぱり不利だね、という話が出てね。

読み込んでいます そこで私が言ったのは、柔道は昔は別に体重制というのはなかった。ところが、東京オリンピックで初めてオリンピックの種目にしたんで、その時から国際化していったわけだ。それが柔道着のカラー化にも変わっていくわけですけどね。その時に柔道もウェート制をひいたわけでしょう。だからボクシングとか、レスリングとか、一対一の戦いについては体重制というものをキープしていると。ところが本来の日本の柔道というのは「柔よく剛を制す」ということで、非常に力を律してやるというのが武道の一つの真髄なんで、そういう点では国際化したことがよかったのかどうかという問題は残るんだ、という話をしていました。そうしたら、サッカーとか、アメリカンフットボールとか、ラグビーというのは、やっぱり体の大きい者との間にハンディキャップがあるね、という話になって、そうそう、相撲にウェート制があるのか、という話が出た。

そういう話をいろいろしていって、で、確かに、ラグビーやアメリカンフットボールというのは瞬間的には抜けることがあると、うまくフォーメーションをやったり、キックを使ったり、パスをうまくやったりして。しかし、それでも、1発、2発はタックルでつぶせても、それが前半40分、後半40分で、計80分となると、これは必ずこぼれるところも多い。その点、やっぱり体の小さな国は不利だと。だからそういうところを本来はルール改正を考えてくれなきゃいけないんじゃないですかなあ、ということをちょっと私は話したんです。

平尾監督 いやー、そういうところでルール改正の話が出たのは大変光栄ですね。大いにやっていただいて。確かにそういうことですよね。ただ、ラグビーはサッカーなんかに比べるとまだまだマイナーなんですね、世界レべルで言いますと。だからアジアのこれからの発展ということで、ラグビーなんかも今、日本と韓国、韓国も競技人口はすごく少ないんですけれども、アジアの中で少し発展していけば、その体の小さいプレーヤーに対する優遇等も考えていかなきゃいけなくなってくるんですよ。
森総理 そうでしょうね。
平尾監督 そういう意味では、日本はこれからアジアのラグビーの振興といったものも率先してやっていかないと。自分たちの発言力を増すためにも、非常に必要なことだというふうに僕は感じているんです。


最近のラグビー日本代表の成績

パシフィックリム

平成12年5月20日
日本 22-47 フィジー
5月27日
日本 21-36 USA
6月 3日
日本 25-26 トンガ
6月10日
サモア 68-9 日本
7月15日
カナダ 62-18 日本

第17回 アジアラグビーフットボール大会 第2回日韓定期戦

平成12年6月25日
日本 75-0 香港
6月28日
日本55-12中華台北
7月2日
日本 34-29 韓国


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