クマ被害対策等に関する関係閣僚会議

　令和７年１０月３０日、木原内閣官房長官は、総理大臣官邸で第１回クマ被害対策等に関する関係閣僚会議を開催しました。

　会議では、クマ被害対策等について議論が行われました。

　木原官房長官は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本年、東日本を中心として、多くの地域でクマが人里に侵入し、人身被害が増大し、さらには多様化、広域化しています。死者数は本日までに１２名となり、国民の安全・安心を脅かす深刻な事態です。
　まずは、国民の皆様におかれましては、地域でのクマの出没に関する地方自治体からの情報に十分に注意をし、クマと遭遇した際は落ち着いて距離をとっていただくなど、命を守る行動をとってもらうように、是非ともお願いいたします。
　政府といたしましては、国民の命と暮らしを守るため、追加的・緊急的なクマ対策を強化いたします。
　具体的には、緊急銃猟を実施することができる者を拡大するための措置を講じるとともに、警察官や狩猟免許を有する公務員が、市町村による緊急銃猟に協力し、人里に侵入してきたクマを迅速かつ的確に駆除することができるよう、環境省、警察庁、総務省を始め、関係省庁において速やかに対応してください。
　こうした追加的・緊急的な対策を含む『クマ被害対策施策パッケージ』を１１月中旬までに取りまとめ、必要な予算措置の検討も含め、関係省庁が緊密に連携し、実効性の高い対策を着実に、かつ、段階的に実施していただくようお願いをいたします。」