2025年3月25日(火)、内閣官房健康・医療戦略室は、「グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブ (通称:トリプル・アイ)」の事務局として、国内関係者向けネットワーキング・セミナーを開催しました。
同イベントには国際機関、民間企業、投資家、ベンチャーキャピタル、NGO、関係省庁及び政府系機関等から70名以上が参加し、グローバルヘルス分野におけるインパクト投資に関する事例共有や活発な議論がされたほか、参加者間による意見交換や相互交流が行われました。
イベント冒頭には、渋澤健トリプル・アイ共同議長(シブサワ・アンド・カンパニーCEO)から、トリプル・アイを立ち上げた1年半前から現在にかけて、グローバルヘルス資金調達を含む国際保健に係る環境が大きく変化している状況の中、トリプル・アイによる保健・医療課題の解決に向けた期待が述べられました。
続いて、トリプル・アイのこれまでの取組が事務局から紹介されたほか、パートナー機関を代表してAAIC Investment Pte. Ltd.、アクサ・インベストメント・マネージャーズ株式会社、国連児童基金(UNICEF)、Health Finance Coalition、SIIFインパクトキャピタル株式会社の5団体より取組・事例の紹介が行われました。
前半の締めとして、鈴木秀生国際保健担当大使より、様々なステークホルダーがトリプル・アイのもとに集い、本事業を盛り上げていくことへの期待が表明されるとともに、日本が引き続き国際保健分野でリーダーシップを発揮し、国際社会の平和と発展に貢献していく旨のメッセージが述べられました。
イベント後半ではネットワーキング・レセプションが開催され、冒頭、友納理緒内閣府大臣政務官より、日本国によるグローバルヘルスへの貢献の重要性とともに、今後グローバルヘルス分野が魅力的なビジネス環境になることへの期待が述べられました。