【今月のピックアップ】~カラダだから・だからカラダ~fromボーダレスシティFUKUOKA

撮影:長末 香織

イベント概要
- イベント名
- ~カラダだから・だからカラダ~fromボーダレスシティFUKUOKA
- 期間
- 2019/11/1(金)〜2019/11/24(日)
- 開催場所
- 福岡県福岡市中央区大濠公園1-6 福岡市美術館(11月1日・8日・15日は 福岡市南区野間3-19-26 「工房まる 野間アトリエ」にて開催)
- 主催団体
- 一般社団法人パラカダンス
インタビュー
本事業に関して、お話を伺いました。
―事業実施のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。
福岡を拠点に活動するダンスアーティスト、マニシア氏が約10年前に福岡市の福祉事業所「工房まる」所属のアーティストと出会い「maruダンス部」を結成しました。その後、月に一度のワークショップを欠かさず継続し、2012年以降「コンテンポラリーえいぶるダンス」に出演してきました。今回は先駆けて絵画とダンスをミックスした作品を創作し、リニューアルオープンした福岡市美術館にて単独公演に挑戦します。
―この事業の目的は何でしょうか。
一番の特徴は、上演するダンス作品の創作過程を身近でご覧いただける、もしくは、そのワークショップに参加して、共に創り上げる体験をしていただけるという点です。その行程を通して生まれるコミュニケーションにより、「障害」に対する固定概念を覆し、日常生活に活用できるような新しい発想や価値観を持ち帰っていただきたいと考えています。すべての人がいつでも、どこでも自由に表現出来る環境を整えるきっかけとします。
―今後、本事業がどのように広がり、発展をしていくのでしょうか。その展望をお聞かせください。
本事業を通して、まずは、表現の幅の可能性を提案し、このような取り組みについて「知ってもらうこと」です。
我々には他にも多様な表現者との繋がりがたくさんあります。そのネットワークを生かして、障害や病気、経験や立場、環境にかかわらず、誰もが自由な表現を尊重出来る社会づくりにつなげていきたいと思います。