天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会
令和元年5月21日、安倍総理は、総理大臣官邸で第5回天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会を開催しました。
委員会では、事務局による報告が行われ、即位礼正殿の儀当日における祝意奉表、祝賀御列の儀の経路及び列立て、内閣総理大臣夫妻主催晩餐会における文化行事、及び平成度における即位礼正殿の儀等の実施状況について議論が行われました。
総理は、本日の報告及び議論を踏まえ、次のように述べました。
「憲政史上初の御退位及び御即位が、国民の祝福の中でつつがなく行われ、新しい令和の時代が晴れやかに始まったことを、心からお慶(よろこ)び申し上げます。関連の儀式も厳粛に執り行われたところであり、関係者の御尽力に、そして御協力に、深く感謝いたします。
本日は、まず、御即位に伴い予定している慶祝行事等について報告を受けた後、10月22日の即位礼正殿の儀当日、祝意を表するため、国旗を掲揚することについて決定しました。
また、同日に行われる祝賀御列の儀の経路等について決定しました。
御列は、皇居を御出発し、国会議事堂正門や国立国会図書館前、青山通りを経て、赤坂御所までお進みになることとしました。
さらに、即位礼正殿の儀に際して来日する外国からの賓客を接遇するため、10月23日に行われる内閣総理大臣夫妻主催晩さん会における文化行事についても決定しました。
文化行事においては、野村萬斎(まんさい)さん、市川海老蔵(えびぞう)さん、吉田玉男(たまお)さんの御出演により、狂言、歌舞伎、文楽の共演による三番叟(さんばそう)を、観世清和(かんぜ きよかず)さん・三郎太(さぶろうた)さん親子の御出演により、能の石橋(しゃっきょう)を、それぞれ披露することにより、外国からの賓客に日本の伝統文化を御堪能いただくこととしています。
引き続き、即位礼正殿の儀を始めとする各式典がつつがなく、国民がこぞって寿(ことほ)ぐ中で整然と行われるよう、精力的に検討を進めてまいりますので、よろしくお願いします。 」