「安倍総理と障害者との集い」
令和元年5月21日、安倍総理は、総理大臣官邸で「安倍総理と障害者との集い」に出席しました。
総理は、瑞宝太鼓のパフォーマンスで出迎えられ、芸術活動コーナー、手話狂言のステージ上のパフォーマンスを鑑賞した後、各参加団体のコーナーを訪れ、障害者の方々と歓談しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「すばらしい太鼓の演奏で迎えていただきましてありがとうございます。
本日は全国各地域において、そしてまた様々な分野において、障害を持つなかにおいて、活躍していただいている皆様に官邸にお集まりいただきました。ようこそ官邸に。ありがとうございます。
残念ながら今日は雨。今は晴れているようですが、私は晴れ男ですから、今の段階では晴れているのですが、残念ながら準備ができずに室内となってしまいましたが、にぎやかに、楽しく、意義のある催しとしたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
この集いも、平成28年以来、4回目の開催となりました。令和に入ってからは第1回目の開催となります。厳しい冬の寒さに耐え、春の訪れを告げ、咲き誇る梅の花のように、国民一人一人がそれぞれの花を咲かせることができる、そういう時代にしたいという思いがこの元号には込められています。新しい時代を切り開いていく自信と勇気を、皆様の日々の活動を通じて、あるいはまた今回の催しを通じて、どうかどんどん日本中に広げていっていただきたいと思います。
来年はいよいよパラリンピック大会が東京で開催されます。日本に、そして世界に大きな感動を与える、忘れられない大会にしたいと思っています。
スポーツ分野だけではなくて、芸術や文化、あるいは農業や様々な分野において、障害がある方もない方も全ての人たちが活躍できる、一億総活躍社会を皆様と共につくっていきたいと思います。それが皆さん、日本の未来ではないでしょうか。
今日は皆様とお話をさせていただくこと、皆様のすばらしい展示を拝見させていただくことを、大変楽しみにしております。
今日は皆様、この官邸にお集まりいただきまして、重ねて厚く御礼を申し上げまして、私の御挨拶とさせていただきたいと思います。皆様本当にありがとうございます。」
総理は、「安倍総理と障害者との集い」に出席した後、次のように述べました。
「今日は、芸術文化分野においては、すばらしい感性と実力でつくりあげた作品、あるいはパフォーマンスを拝見させていただきました。
また、農業分野においては、本当においしくて、安全で、健康にいいものをつくりたい、そういうこだわりで、肥料から様々なことにこだわりながら、丹精込めてつくられた食品を味見もさせていただきまして、本当に、皆さん本当に頑張っているなと、心が温かくなったような気持ちです。豊かになったような気持ちもしています。
皆が頑張れる社会、一億総活躍社会に向けて、こうした皆さんの努力や能力が、ちゃんと評価される社会をつくっていかなければいけないと、その思いを強くしたところであります。
皆さんのこうした努力、芸術文化分野における取組や、あるいは農福連携における取組が、全国規模においてこの取組が進んでいくように、政府一丸となって進めていきたいと思います。」