新型コロナウイルス感染症対策本部(第6回)
令和2年2月6日、安倍総理は、総理大臣官邸で第6回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。
会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「横浜港に停泊中のクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』については、昨日より新型コロナウイルスに関して、検疫法に基づく臨船検疫を実施しています。昨日の段階で10名の方から陽性反応がありましたが、本日更に10名の方から陽性反応があり、全て神奈川県内の医療機関に搬送し、感染症法に基づく患者として措置入院を行っております。
水際対策を徹底し、ウイルスの国内まん延を食い止める観点から、引き続き船内におられる乗員・乗客の皆様の健康確保に十分に配慮しつつ、ウイルス検査を適切に進めていってください。
今般、船舶内で新型コロナウイルス感染症を発症した恐れのある者が確認された香港発のクルーズ船『ウエステルダム』号が、我が国に入港することが予定されています。そのため、先日も入管法に基づき、一定の事由に該当する外国人の入国を拒否することを閣議了解いたしましたが、『ウエステルダム』号に乗船している外国人についても、特段の事情がない限り、入管法に基づいてその入国を拒否する措置を追加することといたします。今後手続きを進め、明日2月7日午前0時から効力を発生させるものとします。
今後も同種事案を認知した場合においては、速やかに同様の措置を取ってまいります。
政府においては、水際対策を今後も徹底するとともに、感染拡大の防止に向けた国内サーベイランスを強化し、ウイルスの感染状況をしっかりと把握してまいります。各位におかれては、対策に隙間を生じさせてはならないとの方針の下、前例に捉われることなく、先手先手で対策を講じ、日本国内における感染拡大の防止に万全を期してください。」