新型コロナウイルス感染症の実体経済への影響に関する集中ヒアリング
令和2年3月26日、安倍総理は、総理大臣官邸で第6回新型コロナウイルス感染症の実体経済への影響に関する集中ヒアリングに出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「皆様、本日は、大変お忙しい中、官邸までお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
現在、国民の健康を守るということを第一に、感染の拡大防止、そして、感染者の重症化の防止、また収束に向けて全力を尽くしているところでございます。政府としても、各種イベント等の自粛等を要請しているところでございます。それは、経済にも大変大きな影響が出ているわけでございますが、世界の経済状態もこのような状況になっておりまして、相当甚大な影響が出ているものと懸念しているところでございます。
その中で、事業されている皆さん、大変な御苦労があるんだろうと、こう思っております。
このような状況の中で、本日は6回目のヒアリングとなるわけでございますが、大変大きな影響を受けておられるフィットネスクラブの方、そして、サプライチェーンに関係する製造業の大企業の方、中小企業の方、またマスクの製造ラインを増設された方、テレワークや遠隔教育システムを提供されている方にお集まりいただきました。率直な御意見を賜りたいと思います。政府としては、足元の厳しい経済状況の中で、何としても雇用を守り抜いていく、こう決意しているところでございます。そのための対策も徹底して進めていくところでございますが、その後、こうした状況を収束した後においては、元の安定した成長軌道へと戻し、V字回復を果たしていきたいと思います。
そのための強大なこれは経済財政政策を講じていかなければならない、こう考えておりますが、その中身について議論を始めているところでございますが、その際、今日は正に皆様、現場で苦労している、あるいは、こういうことやった方がいい、いろんな考え方をお持ちのことだろうと思いますので、皆様のニーズを伺いながら、また、効果的な政策を進めていきたいという中において、今日は、皆様の率直な御意見、御要望も承りたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。皆様からいただいた御意見を基に、効果的なしっかりとこのインパクトに見合うだけの政策を実行していきたいとこのように思います。本日は、よろしくお願いします。」