平成25年1月24日教育再生実行会議
平成25年1月24日、安倍総理は総理大臣官邸で、教育再生実行会議を開催しました。
安倍総理はあいさつの中で、次のように述べました。
「教育再生は経済再生と並ぶ、日本国の最重要課題であります。もちろん、安倍政権にとりましても最重要課題であります。「強い日本」を取り戻していくためには、日本の将来を担っていく子供たちの教育を再生することは不可欠でございます。教育再生の最終的な大目標は、世界のトップレベルの学力と規範意識を身に付ける機会を保障していくことであります。
第1次安倍内閣においては、約60年ぶりに教育基本法を改正し、教育の目標として、「豊かな情操と道徳心を培うこと」、「伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛する態度を養うこと」などを明確に規定をいたしました。また、教育再生会議においては、社会総がかりで教育再生に図るための方策を議論し、改正教育基本法を実現するための学校教育法など「教育三法」の成立や約40年ぶりの全国・学力学習状況調査の実施などを結実させたところでございます。
しかしながら、その後の教育現場は残念ながら、改正教育基本法の理念が実現したとは言えない状況にあります。いじめ・体罰に起因して子供の尊い命が絶たれるなど痛ましい事案は断じて繰り返してはならないと思います。私は教育再生に取り組む決意を新たにして、第2次安倍内閣において、下村文部科学大臣に教育再生担当大臣を兼務させ、内閣を挙げて教育再生に取り組む体制を整えたところでございます。
私が主催する教育再生実行会議では、教育再生の実行を強力に皆様と共に進めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。」