平成25年8月7日「文化人・芸能人の多才な美術展」オープニングセレモニー
平成25年8月7日、安倍総理は都内のホテルで開催された「文化人・芸能人の多才な美術展」のオープニングセレモニーに出席しました。
安倍総理はあいさつの中で、次のように述べました。
「今回は、書を書かせていただいたわけでございますが、「和を以て貴しと為す」という言葉を書かせていただきました。これは1400年前、聖徳太子が発せられた言葉でございますが、日本は1400年前から、この精神で今日に至っていると思います。
この「和を以て貴しと為す」は、これは単に相手が言っていることに合わせていくということではなくて、私は議論すべきことはしっかりと議論をしていきながら、しかし最後にはまとまって進んでいくことではないかと考えているわけです。
我々、今年の秋には様々な課題に挑戦をしなければならないわけですが、その際大いに議論しながら、しかし、決まったことについては、しっかりとみんなで進んでいきたいという決意を、この書に込めたところでございます。
先程、マンデラ元大統領に関する展示も拝見させていただきました。マンデラ元大統領が獄中にあって記した自由憲章も拝見をさせていただきました。大変、感銘を受けたところでありますが、その中にこういう一節がございました。
South Africa belongs to all who live in it, black and white, and no government can justly claim authority unless it is based on the will of the people.
これはまさにマンデラ元大統領が、しっかりと原則は示しつつも融和の精神を示した、和の精神を示したものではないのかなと思います。まさに日本の精神と通じるところもあるのだと思った次第です。
また改めて、マンデラ元大統領のご回復をお祈りをしたいと思う次第です。
今回のこの開催によって、少しでも東日本大震災に対するチャリティの成果がでることを期待をしまして、私のご挨拶とさせていただきたいと思います。」