平成26年11月24日長野県北部を震源とする地震の被害状況視察
平成26年11月24日、安倍総理は、長野県北部を震源とする地震の被害状況を把握するため、長野県を視察しました。
総理は、始めに白馬村役場を訪れ、阿部守一知事から要請書を手渡されました。続いて、被害状況の報告を受けた後、意見交換を行いました。
その後、避難所となっている同村保健福祉ふれあいセンターを訪れ、避難されている住民の方々を激励しました。
次に、神城地区の被災現場を視察し、被害状況を確認しました。
総理は、被災地を視察した感想を次のように述べました。
「まずは、この度の震災によって被害を受けられた皆様に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。また、緊急の対応に当たっていただいた皆様に、感謝申し上げたいと思います。
特に今回は、地域の皆さんがお互いに助け合って、救出にも協力し合って力を出されたという話を伺って、大変感銘を受けました。そういう素晴らしい地域の絆があるのだなと再認識したところであります。
発災以来、政府としては救命救助に全力を尽くしてきたところでありますが、今回現地を視察いたしまして、これだけ大きな被害が家屋にあったにもかかわらず、1人も死亡者が出なかったことは本当に良かったと思っています。
これから、どんどん寒くなってくるわけでありますので、住まいへの対応に力を入れていきたいと思います。また、この地域には民宿等様々な施設もございますので、そうした施設を活用して仮設対応をするという話も伺っておりまして、そうしたことにも、政府としても、しっかりと応援していきたいと思います。
また、住宅再建等に当たっても、政府として、しっかりと支援していく考えであります。同時にまた、これからまさに観光シーズンにあって、大変風評被害を皆さん心配をしておられました。伺ったところによりますと、スキー場等の施設は無事であるということでございます。世界からもたくさんの観光客がお越しになっている。その中で風評被害に遭うことがないように、我々もちゃんと発信をしていきたいと思っています。
そしてまた、私は、山陰の集中豪雨の際にも、広島の集中豪雨の際にも、そしてまた、東北の被災地にも足を運んで参りました。自分の目で被災地を見て、また被害に遭った方々から直接お話を伺うことによって、復旧・復興等に役立てていかなければならないと、この考え方の下に、今回もこのタイミングで白馬村をこうして視察に来たところであります。」
さらに、ヘリコプターで、去る9月27日の噴火により火山災害が発生した御嶽山の状況を上空から視察しました。