ロボット革命イニシアティブ協議会創立記念懇親会

平成27年5月15日
挨拶する安倍総理1 挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理1
挨拶する安倍総理2 挨拶する安倍総理2
挨拶する安倍総理2

 平成27年5月15日、安倍総理は、都内で開催された「ロボット革命イニシアティブ協議会創立記念懇親会」に出席しました。

 総理は、挨拶の中で、次のように述べました。

 「ロボット革命イニシアティブ協議会の創設に際し、心からお祝いを申し上げたいと思います。
 1年前、パリで開催されたOECD閣僚理事会において、私は『ロボット革命を起こす』と世界に向けて宣言しました。
 我が国は、これまで『ロボット大国』として、世界をリードし、ロボットの優れた作り手、使い手として、大規模工場の生産性を飛躍的に高めることに成功しました。
 しかしながら、欧米を中心に、ロボットとビッグデータなどITとが融合した、新たな生産システムの導入により、新たなロボットの主導権を握ろうとしています。この新たな時代に、このまま手をこまねいていては、欧米の単なる下請けになりかねないわけであります。
 新たなロボット大国の鍵を握るのは、ロボットを大規模工場から、経済社会の隅々にまで解き放つことであります。中小企業のものづくり、高齢化が進む農作業、腰痛に悩む介護現場、老朽インフラの点検・補修においても、働く人を支える頼もしいパートナーに姿を変えてもらわなければならないと考えています。
 本日、この場には、農林水産業、食品、医療・福祉、通信、建設など、従来の産業機械としてのロボットのイメージからは想像もつかないような様々な分野の方々に集まっていただきました。正にオールジャパン。ロボット革命の決起集会にふさわしいと言えると思います。
 ロボットが人々の暮らし、社会を劇的に変える。だからこそロボット革命なのです。既存の体制で成功させることは夢のまた夢。今こそ大胆に発想を転換する時になります。産業界の壁、省庁の壁を取り払い、世界を見据えた戦略と道筋を共有して、官民一体となって取り組んでいかなければならないと思います。
 革命の夜明けは、もう、すぐそこであります。昨年訪問した中小企業では、人と並んで、細かな組み立て作業を器用にこなしていました。値段は700万円程度であります。中小企業にでも手が届きます。安価なのに高性能なロボットに私は大変驚きました。このロボットの導入により、生産性が大きく改善したことから、海外の生産を国内に戻したそうであります。
 少子高齢化に直面する介護分野でも、ロボットは大活躍しています。アシストスーツは、介護する側にも、介護される側にも優しく、お互い微笑んでいたのが印象的でありました。将来の明るい介護を垣間見た次第であります。農業、建設、物流などでの単純、過重、危険な労働から、人々を解放する力を、ロボットは持っています。
 国際協調も忘れてはなりません。先日、ドイツのメルケル首相と会談をし、この協議会をベースに、ドイツと新たな協力チャンネルを設けたいと提案をしました。メルケル首相も、この提案に力強く同意をいただきました。日本発の『ロボット革命』により、世界を新たな姿へと変えていく。私もその実現に向けて全力で取り組んでいきます。
 ロボット革命の狼煙は既に上がっています。さあ、皆さん、その一歩を共に踏み出していこうではありませんか。本日が新たな歴史の1ページを刻むことを祈念いたしまして、私の御祝いの言葉とさせていただきたいと思います。皆さん一緒に前に進んで行こうと思います。どうぞよろしくお願いいたします」

関連動画

動画が再生できない方はこちら(政府インターネットTV)

関連リンク

総理の一日