一億総活躍国民会議

平成27年10月29日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2

 平成27年10月29日、安倍総理は、総理大臣官邸で第1回一億総活躍国民会議を開催しました。

 会議では、「新・三本の矢」について事務局説明が行われ、続いて有識者側構成員等から発言がありました。

 総理は、本日の会議を踏まえ、次のように述べました。

「皆様、今日は大変お忙しい中、第1回目の一億総活躍国民会議に御出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
 我々が政権をスタートさせる前、約20年近くに渡ってデフレが続いてきたわけです。これは第一次安倍政権を含めてです。この中で、もうデフレからは脱却できないんだ、という議論が随分あった。つまり一番の問題点は、何をやっても駄目だね、という諦めの空気が日本全体を覆っていたからではないかと思います。
 そこで我々は、大胆な政策ということも言われたのですが、一部では無鉄砲とも言われたのですが、『三本の矢』の政策によって、今、デフレ脱却までもう一息までたどり着くことができました。
 また、正社員の、正規の有効求人倍率についても、統計を取り始めてから最高になっています。もう我々はこれでいいとは全く思っていませんし、まだ道半ばだろうと思っています。この流れを更に加速し、日本経済を上昇気流に乗せてまいります。その上で、これまで様々な取組が行われていたものの、なかなか成果が出なかった少子高齢化という我が国の構造的課題に、今私たちは成長できるという自信を取り戻しつつある今こそ、真正面から取り組むべきだと、我々は判断したのです。
 そのためのメルクマールが、50年後も人口1億人の維持です。現在の出生率がこのまま続けば、50年後には日本の人口は8,000万人余り。さらに、100年後には人口4,000万人となります。現在の人口の三分の一である。国力衰退に直結をしていきます。今こそ、『一億総活躍社会』の実現に向けて、内閣の総力を挙げて取り組むべき時だろうと思います。
 『一億総活躍社会』とは何だという声がありますが、先ほど菊池さんから既に、分かりやすく説明をいただいたところですが、私の地元、山口県の長門市に、歌人金子みすずさんがいますが、彼女の有名な歌に『鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい』という歌があるわけですが、正に十人十色でありまして、それぞれの特色があって、それぞれの希望が叶い、それぞれが生きがいを持てる社会を私は創りたい。そう思っています。若者も年寄りも、女性も男性も、障害のある方も、また難病を持っている方も、あらゆる方々、例えば一度大きな失敗をした人もそうですが、みんなが活躍できる社会を創るために、それを阻むあらゆる制約を取り除いていきたい。こう考えています。
 そうした思いから、『一億総活躍社会』の実現という目標を掲げさせていただきました。
 その実現のため、アベノミクス第二ステージでは、これまでの『三本の矢』の経済政策を一層強化して、『希望を生み出す強い経済』という第一の矢として、『戦後最大のGDP600兆円』という的を狙います。
 そのうえで、第二の矢として『夢を紡ぐ子育て支援』。これによって『希望出生率1.8の実現』という的を狙っていきます。
 また、第三の矢として、『安心につながる社会保障』。これによって『介護離職ゼロ』という的を狙っていくわけです。
 手段としての矢と、明確な的の設定を、今度は行ったわけです。
 本日、一億総活躍国民会議をスタートさせました。社会福祉、スポーツ界、学会、経済界の現場など、多様な分野の最前線で活躍されている15名の有識者の皆さんに御参加をいただき、今日はお一人お一人から、お考えを想いを、語っていただきました。今後とも有識者の皆様には、豊富な経験とアイデアに基づいた、積極的な提言をいただけることを期待しているところでございます。
 加藤大臣を中心に、来月11月末を目途に、まず第一弾として、緊急に実施すべき対策を、この一億総活躍国民会議として取りまとめていただきたいと思います。併せて、具体的なロードマップである『ニッポン一億総活躍プラン』の来年春頃の取りまとめに向け、基本的な考え方を整理していただきたいと思います。
 省庁の枠組みを越えて、従来の発想に囚われない対策を取りまとめていただききたいと思います。従来の発想ではうまくいかなかったわけですけれど、正に従来の発想に囚われない発想で、新たな案を取りまとめていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。」

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