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首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
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平成28年4月21日B7東京サミット開会式

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挨拶する安倍総理1 挨拶する安倍総理2

 平成28年4月21日、安倍総理は、都内で開催されたB7東京サミットの開会式に出席しました。

 総理は、挨拶の中で次のように述べました。

「日本の内閣総理大臣として、G7各国の経済界を代表する皆さんの訪日を、心から歓迎したいと思います。そして、先週我が国で発生した大きな地震によって被災された方々に対し、皆さんの国々から、多くの方々から、心温まる応援のメッセージをいただいていることに、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
 さて、今日これほどまでに世界経済の相互依存が高まる中で、私たちは様々なリスクを共有し、共に立ち向かうべき時代を迎えています。暴力的過激主義は、世界経済の大きなリスク要因であります。中東からの難民への対応も、もはや政治問題にとどまらず、世界経済にも大きな影を落とす課題となっています。
 こうした世界的な、地政学的なリスクの高まりに加えて、年明け以降、中国の景気減速への懸念、原油価格の低下などを背景に、世界的に市場が大きく変動しており、世界経済の不透明さが増しています。世界経済の下方リスクと脆弱性が高まっている。これは世界の共通認識であり、現下の経済情勢が来月に予定されるG7サミットの最大のテーマとなることは疑いの余地がありません。
 ですから、私はG7サミットの議長として、あらゆる機会を見つけて、世界経済や国際金融の専門家たちの見解に耳を傾けています。
 残念ながら、ノーベル経済学賞のスティグリッツ教授やクルーグマン教授、フランスのティロール教授など多くの専門家たちは、今年、新興国経済の伸び悩みによって、さらに景気悪化と、世界的な需要の低迷を見込んでいます。本日も先ほど、国際石油市場の動向について、専門家たちと意見交換を行いましたが、石油価格の低迷は、産油国における投資の減少を通じ世界的な需要の減少に拍車をかけることについて、懸念されるとの意見の表明がございました。
 こうした時こそ、G7が世界経済の持続的かつ力強い成長を牽引していかなければなりません。G7には強いコミットメントと、そして政策協調が求められています。来月の伊勢志摩サミットでは、その明確なメッセージを世界に向けて発信していきたいと考えています。こうした考えについては、先月、ワシントンを訪問した際に、アメリカのオバマ大統領やカナダのトルドー首相からも強い支持を得ることができました。
 この不確実な時代にあっても、なすべきことは明確です。
 世界経済の成長を生み出すのは政府ではありません。経済界の皆さんであります。皆さんが互いに競争し切磋琢磨する中から、イノベーションを起こし、新しい付加価値を次々と生み出す。これ以外に持続的な成長を実現する道はありません。
 政府の役割は、そうした成長の意欲あふれる経済界の皆さんが直面する様々な障害を取り除いていくことです。自由で開かれた経済圏を創りあげるTPPや日EU・EPAの実現に日本が全力で取り組んでいるのも、そうした理由からであります。G7で協調して行動することで、皆さんの前に立ちはだかる世界経済の様々なリスクを取り除き、安定した成長軌道を創りあげていく、その責任があると考えています。
 フランスの哲学者エミール=オーギュスト・シャルティエは、かつて、こう述べています。『悲観主義は気分によるものであり、そして楽観主義は意志によるものである。』
 世界経済の先行きについて、私が出会った専門家の多くは、『悲観的』な意見を確かに持っていました。しかし、私は今なお『楽観』しています。なぜならば、私たちが今日のような議論の場を通じて現状への危機感を共有し、そして協調して行動する『その確固たる意志』を確認できれば、将来の見通しも変えることができると考えています。
 どうか皆さんも、本日は一日かけて世界経済の今後について、そして政府、そして経済界がどのような協調をとることが可能かについて、真摯な意見交換を行っていただきたいと思います。
 今日は残念ながら、この後失礼をいたしますが、今夜再び皆さんと夕食を共にできると聞いています。その時は、是非本日の議論の成果を、皆さんから教えていただきたいと、そのことを楽しみにしております。
 皆さんの助言も得ながら、私は、日本のアベノミクスを世界のアベノミクスへと、経済政策を更に進化させていく。そのことによって、G7議長としての重責を果たし、世界経済のかじ取りにしっかりとリーダーシップを発揮していく決意であります。」

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